■夢展望 <3185> 147円 (+25円、+20.5%) 一時ストップ高
夢展望 <3185> [東証G]が急反騰、一時ストップ高となった。21日取引終了後、中国ネット通販大手のPDDホールディングス
■ダイワ通信 <7116> 1,294円 (+220円、+20.5%) 一時ストップ高
ダイワ通信 <7116> [東証S]が一時ストップ高。そのほかセキュア <4264> [東証G]が急伸となった。産経新聞電子版が21日夜、「政府は首都圏で相次ぐ強盗事件などを受け、新たな経済対策に防犯対策の強化支援を盛り込む方向で調整に入った」と報じた。防犯カメラ設置費用を公費で補助することで増設を促し、治安改善につなげたい考えだとしている。AIクラウド映像監視システムを手掛けるダイワ通信や、監視カメラや入退室管理システムを提供するセキュアに関しては、新たな経済対策に補助策が導入されることにより、製品やサービスの需要が拡大するとの思惑が広がる形となり、短期志向の投資家の資金が流入したようだ。
■オルツ <260A> 688円 (+100円、+17.0%) ストップ高
オルツ <260A> [東証G]がストップ高。同社は21日、経済産業省及びNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が推進する国内生成AIの開発力強化プロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」の第2期に採択されたと発表しており、これが好感された。採択された同社の提案テーマは、「パーソナルAIの実現を目標とした世界最高性能の日本語言語処理技術の研究」。今回の採択により同社は総費用約7億9000万円分のGPU計算リソースの活用とデータセット構築のための助成を受けるとしており、これにより労働力の補完を目的としたLLM(大規模言語モデル)の構築と、Instruction Pre-training(事前学習)のためのデータ構築の研究開発を進めるとしている。
■THECOO <4255> 556円 (+80円、+16.8%) ストップ高
THECOO <4255> [東証G]がストップ高。21日の取引終了後、24年12月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これが好感された。毎年12月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、一律で同社の会員制ファンコミュニティーサービス「Fanicon」及びOEMで提供しているサービスで利用できるポイントを100ポイント(3200円相当)贈呈するとしている。
■助川電気 <7711> 2,412円 (+281円、+13.2%)
助川電気工業 <7711> [東証S]が4日続急騰。4連続で大陽線を示現していることで市場でも話題となっている。今月16日に原子力規制委員会が今後10年間の点検・管理計画の方針などを盛り込んだ保安規定の変更を認可した。国内の稼働原発で最も長い期間稼働している関西電力高浜原発1号機について、初めて50年超の運転が認められたことで、原発関連株の一角に投資資金が誘導されている。熱制御技術に強い研究開発型メーカーで、原子力関連機器で高実績を誇る同社株もその流れに乗ったが、異色の上げ足をみせている背景はもう一つある。自民党総裁選を前に行われていた“高市トレード”で核融合関連として人気化した反動で、総裁選後に急反落したが、その際に「貸株市場を通じた外資系証券による空売りが高水準に積み上がっており、(何らかの事情で)買い戻しが入り株価を想定以上に押し上げたようだ」(中堅証券ストラテジスト)という指摘がある。なお、株価は22日の高値まで4営業日合計で800円強の上昇をみせている。
■ラクーンHD <3031> 790円 (+74円、+10.3%)
東証プライムの上昇率トップ。ラクーンホールディングス <3031> [東証P]が3日ぶり急反騰。21日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を110万株(発行済み株数の5.13%)、または11億円としており、取得期間は10月22日から来年4月30日まで。株主還元の充実と資本効率の向上を図ることが目的という。
■Sワイヤー <3929> 231円 (+11円、+5.0%)
ソーシャルワイヤー <3929> [東証G]が急反発。21日の取引終了後、プラップジャパン <2449> [東証S]及びその子会社のプラップノードとクリッピング事業における戦略的業務提携を締結したと発表しており、好材料視された。クリッピングとは新聞・雑誌・WEB・SNSメディアなどの各種メディアから、必要な記事を選別・取得するサービス。Sワイヤーは12年からクリッピングサービスである「@クリッピング」の運営を開始しているが、同事業の更なる拡大・成長のため今回の戦略的業務提携に至ったという。また、この一環として同事業を会社分割による新設会社に承継させ、プラップノードが新会社の議決権比率10~15%程度を取得し資本参加する。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。
■南陽 <7417> 1,103円 (+49円、+4.7%)
南陽 <7417> [東証S]が大幅反発。21日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を24億5000万円から25億円(前期比10.2%減)へ、純利益を16億5000万円から17億5000万円(同12.1%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を30円から39円(年49円)へ引き上げたことが好感された。売上高は365億円(同3.9%減)の従来見通しを据え置いたものの、上期において建設機械事業のレンタル部門で一部地域の民需が好調に推移し、レンタル機械の稼働率が向上したことが要因。また、産業機器事業で製造子会社の業績が好調に推移したことなども寄与する。
■ブロードE <4415> 829円 (+32円、+4.0%)
ブロードエンタープライズ <4415> [東証G]が大幅高で3日続伸。21日取引終了後、キャッシュに不安がある不動産オーナー向けに、修繕に関わる建築工事をローン・リース不要の初期導入費用ゼロ円で提供するサービス「BRO-WALL」の提供を開始したと発表した。これが手掛かりとなったようだ。
■ケア21 <2373> 461円 (+17円、+3.8%)
ケア21 <2373> [東証S]が大幅反発。21日の取引終了後、24年10月期の連結業績予想について、最終損益を3億5000万円の赤字から5000万円の黒字(前期600万円の黒字)へ上方修正したことが好感された。保有する上場有価証券の一部を売却するのに伴い、投資有価証券売却益4億2800万円を特別利益として計上することなどが要因としている。なお、売上高450億円(前期比9.5%増)、営業損益6億円の赤字(前期4億100万円の赤字)は従来見通しを据え置いている。
■レントラクス <6045> 669円 (+22円、+3.4%)
レントラックス <6045> [東証G]が大幅高で4日続伸。21日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高は前年同月比22.3%増の3億5800万円となった。2ヵ月ぶりの増収となり、ポジティブ視されたようだ。取扱高は同16.4%増の24億7900万円。レントラックスに登録した広告掲載媒体の運営者である「パートナーサイト運営者」は前月比277人増加の5万8865人となった。
■FCE <9564> 914円 (+26円、+2.9%)
FCE <9564> [東証S]が反発。22日午前10時ごろ、 教育ICTシステムの開発販売などを手掛けるスタディラボ(東京都文京区)と業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。FCEが提供する中高生向けビジネス手帳「フォーサイト手帳/アプリ」や関連会社である日本コスモトピアが提供する「Selfee」「みんなの学習クラブ」などの学習支援サービスと、スタディラボ及びその関連会社が提供する教育機関向けプリンティングソリューション「StudyOne」や教育機関向けeポートフォリオ作成ツール「feelnote」との連携を図ることで、学習プロセスの効率化を目指し、学習者の成果の最大化を図るのが狙い。また、今回の提携を通じて国内外の教育機関や企業との販売や連携も視野に入れ、グローバルな教育市場における競争力を高めることを目指すとしている。
■ハンモック <173A> 1,186円 (+16円、+1.4%)
ハンモック <173A> [東証G]が続伸。22日午前11時ごろ、名刺管理・営業支援ツール「ホットプロファイル」が関西エアポート(大阪府泉佐野市)に採用されたと発表しており、好材料視された。関西エアポートグループは、関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港を運営する空港運営会社。これまで同グループでは、顧客情報の名寄せの精度に課題があり、メール配信をする際のリスト作成に手間がかかっていたという。そのため、顧客情報が自動で名寄せされ、常に最新かつ高精度な顧客データベースを作成できる名刺管理ツールを検討した結果、「ホットプロファイル」の採用が決定されたという。「ホットプロファイル」は、名刺を登録するだけで顧客の組織を把握できる「組織ツリー」を自動で生成可能なため、社内での顧客との接点情報を可視化することが可能となるほか、営業担当が対応した活動履歴を「報告」として顧客ごとに残せるため、引き継ぎの際の関係性維持や戦略を立てた営業活動にも活用できるとしている。
■純金信託 <1540> 12,480円 (+155円、+1.3%)
純金上場信託(現物国内保管型) <1540> [東証E]が8日続伸。WisdomTree 金上場投資信託 <1672> [東証E]も逆行高を演じ、新高値をつけた。中東情勢が緊迫した状況にあるなかで、ニューヨークの金先物価格は上昇が続いており、中心限月ベースでの過去最高値を連日で更新している。日本の商品先物市場においても、金先物は22日、中心限月ベースでの最高値をつけた。金相場の先高観が膨らむなか、金ETF(上場投資信託)に資金を振り向ける動きが出たようだ。中東情勢を巡ってはイスラエル軍が20日、レバノン国内においてイスラム教シーア派組織ヒズボラと関連のある金融機関を標的に空爆を実施したと伝わっている。
※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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