なお、空港制限区域内におけるフィルム型ペロブスカイト太陽電池の設置は、国内初の取り組みとなります。
1.本実証の背景
2050年の脱炭素社会実現に向けて再生可能エネルギー(以下「再エネ」)の導入拡大が求められており太陽光発電はその主力電源とされていますが、日本は平地面積が少なく従来のシリコン系太陽電池では適地が限られることが課題として挙げられます。一方、フィルム型ペロブスカイト太陽電池には、軽量・薄型で柔軟という特長があり、従来設置が難しかった場所に適用できる可能性が増すことから、再エネ導入量を拡大できる有力な選択肢として期待されています。
本実証は、空港制限区域内に設置するものであり、軽量・薄型で柔軟性を有するフィルム型ペロブスカイト太陽電池の特性を活かし、空港機能を維持・確保しながら将来的な再エネ導入の拡大を見据えた取り組みです。
2.本実証内容
神戸空港制限区域内の緑地帯にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を防草シート上に設置、空港特有の耐風性能など安全検証他、各種検証を行います。
<本実証の詳細>


空港制限区域内緑地帯への設置
3.今後の展開
本実証で得られた結果を、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の設置方法確立へ活かしていくことで、適用拡大による脱炭素社会実現への貢献を目指してまいります。
(参考)
■フィルム型ペロブスカイト太陽電池に関する積水化学のこれまでのリリース
https://www.sekisui.co.jp/news/PSC/
以上
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