日経平均は5日続伸、TOPIXと同時に史上最高値を更新
米国株は高安まちまちだったが、ナスダック指数上昇を材料に東京市場は買い優勢で取引を開始。前日さえなかった銀行株や商社株など時価総額が大きい銘柄のほか、半導体株も買われるなどTOPIXコア30銘柄が強含む展開に。後場は225先物中心に買いが入ったことで、TOPIX、日経平均ともに史上最高値を更新する強い動きとなった。なお、TOPIXの史上最高値更新は34年ぶりのこととなる。
大引けの日経平均は前日比332.89円高(+0.82%)の40913.65円となった。東証プライム市場の売買高は16億3530万株。売買代金は4兆1303億円。業種別では、非鉄金属、輸送用機器、銀行業、卸売業、機械などが上昇した一方、水産・農林業、その他製品、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、小売業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は59%、対して値下がり銘柄は35%となっている。
日経平均採用銘柄では、非鉄金属相場が総じて上昇したことから住友金属鉱山<5713>、三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>が買われたほか、住友ファーマ<4506>、協和キリン<4151>が上昇。このほか、マツダ<7261>、日産自<7201>、三菱自<7211>、ホンダ<7267>など自動車関連も買われた。後場は、ソフトバンクグループ<9984>
が上げ幅を拡大する展開となった。
一方、川崎重工<7012>は海上自衛隊隊員に金品提供の疑いと伝わったことで売り優勢となった。また。エーザイ<4523>、ニトリホールディングス<9843>は外資系証券会社によるレーティング引き下げが影響して売られた。このほか、DIC<4631>、日産化学<4021>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>が下落した。
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