【買い】三和油化工業（4125）◆ゴールドリサーチ投資顧問 伊東聡◆

下げ止まり感強い。

同社は産業廃棄物のリユース・リサイクル事業を主力に、電子材料向け化学品や自動車業界向け油剤製品の販売などを手掛ける。

足元の業績は好調で、リチウムイオン電池向け化学品の需要が伸びており、22年3月期は売上高139億9700万円（前期比12.3％増）、営業利益13億8600万円（同30.7％増）とそれぞれ過去最高を予想。

先月末には野村アセットが同社株を新たに5％超保有したとの報告もあり、ファンドの買い観測から買い安心感は増したと考える。

株価は瞬間的に下値目途の3300円台から3025円迄下落する場面もあったが、そこはロスカットの売りなどが出てしまったことによるオーバーシュートしたところと見ており、下値は3300円台で固まっている。

今後は自動車生産の世界的な回復期待から同社需要も増加する見込みは十分と考えて、更なる業績の伸びに期待が持てると見ており、そろそろ買いが売りをこなしてトレンドを上昇に転換させてくると予想する。