ステラケミファが３日続伸、原料価格下落で１７年３月期業績・配当予想を上方修正

　ステラ ケミファ<4109.T>が３日続伸。１日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、売上高を２８９億９００万円から２９３億３１００万円（前期比６．６％増）へ、営業利益を３１億５９００万円から３９億９００万円（同２．８倍）へ、純利益を１９億７１００万円から２６億３３００万円（同９９．０％増）へ上方修正したことが好感されている。

　主要原料の無水フッ酸が第２四半期以降価格下落が進み、原価負担が減少したことに加え、電池部門で力強い需要が継続し採算の改善がみられることなどが要因。足もとでは無水フッ酸価格は急騰しているが、諸要因の影響を勘案した結果、上方修正したという。

　また、業績予想の修正に伴い、従来２１円を予定していた期末配当について、３円増額して２４円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。年間配当は４１円（従来予想３８円）となり、前期実績の４０円（普通配当３８円、記念配当２円）に対して１円の増配となる予定だ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）