堺化学が後場下げ渋る、１８年３月期業績予想の上方修正と自社株買いを発表

　堺化学工業<4078.T>が後場下げ渋る動きとなっている。午後２時ごろ、１８年３月期の連結業績予想について、営業利益を３９億円から４５億円（前期比１．１％減）へ、純利益を１７億円から１９億円（同６．７％減）へ上方修正したことを好感した買いが下値に入っているようだ。

　堅調な電子材料市場を背景に、誘電体材料など電子材料の販売が好調なことに加えて、化粧品材料、受託事業も好調を維持していることが要因という。なお、売上高は８６０億円（同２．５％増）の従来予想を据え置いている。

　なお、第３四半期累計（１７年４～１２月）決算は、売上高６５３億８６００万円（前年同期比５．５％増）、営業利益３５億６７００万円（同８．２％増）、純利益１１億４７００万円（同２７．７％減）だった。

　また同時に、上限を４０万株（発行済み株数の０．４５％）、または１０億円とする自社株買いを発表した。取得期間は２月１３日から３月２２日までで、１株当たりの株主価値および資本効率の向上を図るのが目的としている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）