大引けの日経平均は前日比593.04円安の31913.74円となった。東証プライム市場の売買高は16億8794万株、売買代金は4兆6521億円だった。セクターでは機械、電気機器、医薬品が下落率上位に並んだ一方、ゴム製品のみが上昇となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の69%、対して値上がり銘柄は27%だった。
個別では、台湾積体電路製造(TSMC)の設備投資が計画レンジ下限近くになる見込みとの報道を受け、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、ソシオネクスト<6526>など半導体株が軒並み下落。キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、信越化学<4063>の値がさ株も大きく下落。村田製<6981>、新光電工<6967>、ローム<6963>のハイテクも全般軟調だった。
一方、川崎重工<7012>、IHI<7013>が大幅高。岩谷産業<8088>は水素関連として物色が続く展開で急伸。トクヤマ<4043>は水電解装置に関する一部報道や証券会社の目標株価引き上げが材料視された。JNSHD<3627>、CIJ<4826>、ユーザーローカル<3984>、RPAHD<6572>など人工知能(AI)関連が賑わっており、東証プライム市場の値上がり率上位に並んだ。TOYOTIRE<5105>、大塚商会<4768>、グリムス<3150>はレーティング格上げを受けて大きく上昇。クミアイ化学<4996>は業績予想の上方修正で買われた。
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