多木化学が３日ぶり反発、魚を原料にしたスポンジ状コラーゲン材を開発と報じられる

　多木化学<4025.T>が３日ぶりに反発。きょう付の日経産業新聞で、「魚を原料にしたスポンジ状コラーゲン材を開発した」と発表しており、再生医療などで使用される細胞の培養など向けの需要を期待した買いが入っている。
　細胞培養などの現場では、立体に成形されたスポンジ状の土台で細胞を育てるケースが多く、従来はたんぱく質や鉱物、牛や豚のコラーゲンを原料としたスポンジ状の土台が使われていた。ただ、牛や豚由来の製品は立体形状が崩れやすかったが、今回、同社が魚由来で成形に成功したコラーゲン材は崩れにくい立体形状をつくれる利点があることから、従来品からの切り替え需要が期待されている。なお、記事では「５年後に売上高１０億円を目指す」とある。

多木化学の株価は１０時２分現在６９０円（△１０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）