<動意株・20日>(大引け)=パンチ、多木化学、福島工業など
多木化学<4025.T>=反発。円安による輸入原材料価格の上昇などを要因に14年12月期は通期連結営業利益で19億円(前期比13.3%減)と減益を見込んでいることから株価は軟調な動きが続いていたが、実質無借金の好財務内容からPBR0.6倍の時価には割安感が高まっている。バイオ分野への研究に注力、「保湿性」や「生物機能」など様々な特徴を有している「3重らせんコラーゲン」は化粧品にとどまらず、細胞培養・再生医療研究にも応用が期待されている。
福島工業<6420.T>=3日続伸。きょう付の日経産業新聞で、従来より約2割省エネになる扉式の大型冷凍ショーケースを開発したと報じられたことを材料視。記事によると、内容量は2割大きく、扉のガラス面も大きくし、中の製品を見やすくしたとしており、試験的な納入から始め、4月上旬にも発売するとしている。電気料金の値上げで省エネ需要が高まっているスーパーなどからの需要が見込め、収益への寄与が期待されている。
新家工業<7305.T>=急伸。19日に14年3月期業績予想の増額修正と増配を発表したことが好感されている。売上高は205億円から208億円(前期比9.4%増)に見直したほか、営業利益は5億5000万円から6億4000万円(同57.2%増)、純利益は2億8000万円から3億9000万円(同2.9倍)に増額した。同社は鋼管や各種型鋼品などを手掛けているが、公共投資の増加などもあり鋼管製品の販売は堅調だったほか、工場稼働率の上昇なども収益を押し上げた。
中外炉工業<1964.T>=急反発。同社と近畿大学が19日、近畿大学が開発したバイオコークス技術を用いた汚染バイオマス減容化装置により、東京電力福島第一原発事故で発生した放射性物質を含む樹木や雑草を圧縮し、容量を減らす技術の効果を確かめたと発表しており、これを好感する買いが入っている。同技術は、従来の減容化技術と異なり、汚染バイオマス減容化装置をトラックに搭載することで、点在する除染廃棄物仮置場で減容化作業が可能となり、中間貯蔵施設への運搬に必要な車両台数は約10分の1に縮小できるという。
フルヤ金属<7826.T>=急反騰。同社は貴金属加工・回収を手掛けているが、スマートフォンなどの普及加速を背景にルツボが大量に受注を伸ばしており、業績に追い風となっている。株価は底値圏からの急反騰トレンドを形成、信用買い残も枯れた状態で株式需給関係の良さが上値の軽さに反映されている。14年6月期は経常利益が前期比1.5倍以上の伸びが見込まれている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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