大手広告会社からの受注・売上が堅調に推移しつつ、クライアントとの直接取引が拡大した。中期経営方針において成長分野としているオンライン動画制作・イベント制作等に加え、主力のテレビCM制作の売上が増加し、第3四半期累計期間の売上高は増収となった。第3四半期末の受注残高は144.69億円(前年同期末比7.4%増)と、足元の受注状況も堅調に推移している。一方、利益面においては、働き方改革への対応や、子会社における新基幹システムの稼働等に伴うコストの増加、利益率の高いプリント売上の減少が影響した。また、これまで利益率を向上させてきた動画広告事業において、受注拡大等に伴う利益率の低下が見られることなどから営業利益、経常利益、四半期純利益ともに前年同期を下回る結果となった。
2019年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.8%減の636.00億円、営業利益が同33.0%減の23.00億円、経常利益が同35.3%減の21.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同46.2%減の10.50億円とする8月9日の修正した業績予想を据え置いている。
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