アイリッジ<3917>
・2Q決算の小幅増益と赤字転落は一過性であり、ディップとの協業案件が急速に立ち上がっている。通期予想の売上高7,200百万円(前期比7.3%増)、営業利益270百万円(同23.2%増)は変更されていない。
・長期の株価調整トレンドからは、のれんの損失処理にめどを付け、中長期の計画達成に向けて順調に歩を進めている状況は、株価に反映されていない可能性が高い。
・なお、数値目標としては、2027年3月期の売上高は82億円、調整後営業利益は5億円以上をオーガニック成長のみで達成し、新規事業の成長やM&Aにより売上・利益を更に積み上げていくようだ。長期目標には2030年3月期に売上高150億円・調整後営業利益15億円の達成を掲げている。
・ヤプリ<4168>と比較した成長率などは劣ってきたが、中長期計画の達成へ歩を進めると、アイリッジのパフォーマンスが比較優位となる可能性もある。ヤプリの2026年12月期へ向けての調整後EBITDA目標は10億円超、CAGRで+16%超ということになる。アイリッジの調整後営業利益は2027年3月期の数値で+66.7%(2026年3月期予想比較)、2030年3月期で+49.5%(同)、絶対的な数値でも見劣りしなくなる。ヤプリの時価総額は127億円を上回っており、アイリッジのそれは約36億円。ヤプリの評価に収れんすれば、3倍近い株価の上昇となる。
株式会社アイリッジ:2026年3月期中間決算説明文字起こし(2)に続く
<HM>
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