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サークレイス Research Memo(2):最先端テクノロジーで社会課題を解決するDXコンサルティング企業

配信元:フィスコ
投稿:2026/01/27 11:02
*11:02JST サークレイス Research Memo(2):最先端テクノロジーで社会課題を解決するDXコンサルティング企業 ■事業概要

3. 事業内容
サークレイス<5029>は2026年3月期より事業セグメントを再編し、「AI&DATA INNOVATION(Salesforce事業、ServiceNow事業、Microsoft Azure & MSPP※1/xP&A※2)」「SaaSサービス(AGAVE)」の2セグメント体制へ移行した。従来のコンサルティング領域の一部であるxP&A導入コンサルティングは、Microsoft領域と統合され、企業の計画・分析体制の高度化を支援する役割を担う。また、ServiceNow事業を展開する連結子会社アオラナウの機能は「AI&DATA INNOVATION」領域に統合され、データとAI活用を軸とした業務変革支援を強化している。

※1 Microsoft Power Platformの略で、プログラミングの専門知識がないビジネスユーザーや開発者でもアプリケーションの開発、業務プロセスの自動化、データ分析などを実現できる、Microsoftが提供するローコード開発プラットフォーム。
※2 Extended Planning and Analysis(拡張された計画・分析)の略で、従来のFP&A(財務計画・分析)を全社に拡張し、戦略・財務・業務計画を統合・可視化するアプローチ。

(1) AI&DATA INNOVATION
「AI&DATA INNOVATION」は、企業のDX推進を支える同社の中核事業セグメントであり、グローバルで主流のクラウド及びデータ技術を活用した業務・経営変革支援を担っている。主にSalesforce、ServiceNow、Microsoft Azure&MSPP、AWS、Databricksなどのプラットフォームを基盤に、コンサルティングからシステム設計・開発・運用・定着化までを一貫して提供する点が特徴である。業務データとAIを連携させることで、業務自動化や高度な意思決定を実現し、顧客企業の生産性向上と競争力強化に貢献している。

a) Salesforce事業
Salesforce事業は、Salesforceを活用したコンサルティング及びシステム開発を中核とし、業務課題の整理から設計・開発、導入後の活用・定着化支援までを一貫して提供する。ノーコード/ローコードを活用した業務アプリケーション構築や、AI・データ活用を前提としたクラウド環境の整備を通じて、業務効率化と生産性向上を支援する。教育サービスも提供し、内製化支援や継続的な業務改善を実現している。

b) ServiceNow事業
ServiceNow事業は、連結子会社アオラナウを中心に、ITSM・CRM・HRSDなど、企業内外の業務プロセスを横断的に可視化・効率化するデジタルワークフローを構築する領域である。ライセンス再販・設計・開発・運用保守・定着化支援までを一貫して提供し、企業のIT運用効率化と業務自動化を実現する。2026年3月期より「AI&DATA INNOVATION」に統合され、AI活用やデータ連携を含む高度な業務変革支援へと発展している。

c) Microsoft Azure & MSPP / xP&A
同本事業は、Microsoft Azureを基盤としたクラウド活用と、MSPPによるローコード開発を組み合わせ、業務プロセスの自動化・アプリ開発・データ連携を支援する領域である。併せてxP&Aコンサルティングを通じ、財務・戦略・業務計画を統合した計画・分析体制の構築を支援し、データドリブン経営を実現する。

(2) SaaSサービス(AGAVE)
「AGAVE」は、海外駐在員の人事・労務・給与管理を統合的に支援するクラウド型プラットフォームであり、煩雑な海外人事業務を標準化・自動化するSaaSである。多国籍企業が抱える拠点間の情報分断や属人化を解消し、グローバル人事の生産性を大幅に向上させる。海外給与計算やAIなどを活用した機能強化を通じ、企業のガバナンス向上とDX推進に寄与する同社の主要プロダクトである。

4. 競合他社と比較した同社の強み
同社が競合し得る他社は、世界的コンサルティングファーム及びシステム設計・開発・運用等を手掛けるITサービス企業であるAccenture(アクセンチュア)や、日本のシステムインテグレーション(以下、SI※)企業であるテラスカイ<3915>などが挙げられる。アクセンチュアはコンサルティング系の総合型SI企業、テラスカイはシステム開発系のSI企業である。同社の顧客企業は、従来は大手から中堅企業を中心としてきたが、近年はグローバル進出を目指す中堅企業への浸透も進んでいる。ノーコード活用や標準化により導入ハードルが低下し、導入後の活用高度化や業務部門主導の案件が増加するなど、長期的な関係構築を前提とした顧客基盤へと広がりを見せている。

※ 顧客の使用する情報システムの企画・設計・開発・構築・導入・保守・運用などを一貫して請け負うサービスのこと。

同社の最大の強みは、コンサルティングからシステム開発・運用・定着化までを切れ目なく提供する「End-to-End型」のサービスモデルにある。上流では業務課題の整理や構想策定を行い、中流ではSalesforce、ServiceNow、Microsoft、Databricksなどマルチクラウドに対応した設計・開発を実施する。さらに導入後はカスタマーサクセスとして運用支援や内製化支援を継続することで、顧客のDX定着を長期的に支える。この一貫したサービスにより、単なるシステム導入にとどまらず、経営課題の解決と業務変革まで踏み込んだ高付加価値を提供できる点が競合優位性となっている。加えてアオラナウやベトナム拠点、当社グループ内企業(Synthesy社、arcbricks社)との連携により、開発力・運用力・コスト最適化を実現し、幅広い企業規模・業界へ高品質なDX支援を展開できる体制を持つ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)


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配信元: フィスコ

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