ＭＫシステム、今期経常を一転32％減益に下方修正

　エムケイシステム <3910> [ＪＱ] が10月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の4億3100万円→2億1600万円(前期は3億1700万円)に49.9％下方修正し、一転して31.9％減益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の1億円→7700万円(前年同期は1億4400万円)に23.0％下方修正し、減益率が30.6％減→46.5％減に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　事業毎の修正理由は以下の通りであります。１．社労夢事業（社労士等の社会保険関連業務支援等のASPサービスを開発提供）補助金を活用した新規販売が想定を大きく下回り、初期設定売上、月次のASP売上の増加が想定を下回りました。また、8月に実施した価格改定についても、競争環境を考慮し改定範囲を当初予定より縮小いたしました。一方、次世代システムの開発遅延により、ソフトウエア償却の開始が遅れ売上原価は想定より減少したものの、当該システムと連動する予定の新サービスの開発・発売が遅れることで、第3四半期以降に想定していた売上が一部見込めなくなりました。２．CuBe事業（企業の人事総務部門の業務効率化に資するフロントシステムを開発提供）受託開発については、売上は想定通りとなる予定ですが、一部の大型案件で想定以上に原価が発生すると共に、開発案件の小型化により営業管理活動が増加し、想定より原価率が高くなる傾向にあります。一方、新たに取り組んでいるクラウドサービスについては、「年末調整CuBeクラウド」は新規顧客を獲得し第3四半期以降の売上に貢献する予定ですが、「人財CuBeクラウド」については、新規顧客の獲得が想定を下回っており、投資の回収に時間がかかりそうであります。