ブロードバンド事業については、集合住宅向けインターネットサービスが順調に推移し、売上高は増加した。売上高は前年同期比29.0%増の113.97億円、セグメント利益は同18.5%減の11.74億円となった。
モバイル事業については、通信キャリアからの回線卸売り価格に連動する仕組みであるため、その値下げにより売上高は前年同期比5.2%減の60.69億円となったが、利益構造は大きく改善し、セグメント利益は0.35億円(前年同期は4.18億円の損失)となった。
アドテクノロジー事業の売上高は前年同期比5.0%増の119.68億円、セグメント利益は同17.9%減の8.29億円となった。関連サービスのDSP広告や動画広告市場向けの商材を中心としたインターネット広告サービスの提供に注力し、その他のインターネットマーケティング関連サービスの拡販も推進した。また、アフィリエイトサービスは、得意とする業界に加え、その他の業界への提供も着実に広げ、事業規模を拡大した。
クラウド事業の売上高は前年同期比2.8%減の12.95億円、セグメント損失は0.50億円(同0.02億円の損失)となった。IoT関連サービスの拡販に注力する一方で、システムの整備・改善とレガシーサービスの淘汰を図った。
ヘルステック事業の売上高は前年同期比107.2%増の21.79億円となった。また、利益構造の大幅改善により、セグメント損失は0.93億円(同5.11億円の損失)となった。お薬手帳アプリ利用者や調剤薬局向けソリューションサービス利用事業者の獲得のための投資を継続し、事業規模が大きく拡大した。
エドテック事業の売上高は14.25億円、セグメント利益は0.33億円となった。主軸の出版分野が、日本語・第二外国語出版書籍が好調に推移し、文教分野は、ニーズに応じた製品・サービスを提供し、大学等からの大型受注を獲得した。
2019年4月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比24.2%増の480.00億円、営業利益が同48.5%増の27.50億円、経常利益が同68.3%増の24.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.50億円とする18年9月7日に公表した業績予想を据え置いている。
<SF>
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