アバントが大幅反発、第１四半期大幅増益と１対２株の株式分割を発表

　アバント<3836.T>が大幅反発し、１月２７日につけた年初来高値１５３６円に急接近している。４日取引終了後に発表した１７年６月期の第１四半期（７～９月）連結決算が、売上高２２億７２００万円（前年同期比４．５％増）、営業利益２億８０００万円（同４２．２％増）、純利益１億８３００万円（同４０．４％増）と大幅増益だったことが好感されている。

　ＢＩ（経営情報の活用）に関する分野は伸び悩んだものの、連結会計・経営に関する分野でライセンス販売が堅調に推移したほか、アウトソーシング・サービスやコンサルティング・サービスが順調に伸長したことが業績を牽引。また、前期まで受注損失引当金を計上していたＥＲＰの導入コンサルティング・サービスの不採算案件に関して８月に検収が完了し、保守フェーズに移行したことも寄与した。

　なお、１７年３月期通期業績予想は、売上高１００億５０００万円（前期比４．５％増）、営業利益１０億２５００万円（同７．７％減）、純利益６億４５００万円（同２．４％減）の従来予想を据え置いている。

　また同時に、１１月３０日を基準日として１対２株の株式分割を実施すると発表したことも好材料視されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図るのが狙い。効力発生日は１２月１日を予定している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）