3. 財務状況と経営指標
システムインテグレータ<3826>の2020年2月期末の総資産は前期末比522百万円増加の3,288百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が22百万円減少した一方で、売掛金が384百万円の増加、仕掛品が85百万円の増加となった。固定資産では主にソフトウェア(ソフトウェア仮勘定を含む)が105百万円増加し、繰延税金資産が89百万円減少した。
負債合計は前期末比289百万円増加の1,024百万円となった。未払法人税等が141百万円増加したほか、買掛金が81百万円増加した。また、純資産合計は同232百万円増加の2,264百万円となった。当期純利益458百万円を計上した一方で、配当金の支払い177百万円、自己株式の取得49百万円が減少要因となっている。
経営指標を見ると、自己資本比率が前期末の73.4%から68.9%に低下したが高水準を維持しており、また流動比率も200%を超える水準で有利子負債もないことから、財務内容は良好と判断される。一方、収益性についてはROEが当期純利益の減益によって前期比10.9ポイント低下の21.3%となったが、税効果に伴う特殊要因によるものであり、引き続き高水準で推移していることに変わりない。また、売上高営業利益率は同1.1ポイント上昇の14.5%と2ケタ台の収益性を維持しており、好財務内容かつ高収益性企業として位置付けられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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