<動意株・14日>(大引け)=リミックス、LAホールデ、巴など
LAホールディングス<2986.T>=切り返し急で新高値。正午ごろに発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高317億1200万円(前年同期比39.8%増)、営業利益50億1100万円(同35.2%増)、純利益29億9400万円(同43.5%増)と大幅な増収増益となり、あわせて期末一括配当予想を221円から240円へ引き上げたことが好感されている。土地企画販売事業で東京都中央区の大型案件の売却が完了したことや都市型商業ビル「A*G 井の頭公園」「A*G 西荻窪」の売却が完了したことが貢献。また、戸別リノベーションマンションが好調に推移し、再生不動産販売部門の粗利益が増加したことも利益押し上げに寄与した。
巴コーポレーション<1921.T>=後場急伸。同社はきょう、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正しており、好感されたようだ。今期の売上高予想は従来の見通しから30億円増額して350億円(前期比5.0%増)、経常利益予想は5億円増額して41億円(同7.4%増)、最終利益予想も5億円増額し140億円(同5.0倍)に見直した。経常利益は減益予想から一転、増益を見込む。鉄構建設事業の工事進捗が順調で採算も改善し、収益を押し上げる。9月中間期の売上高は前年同期比0.9%増の167億5400万円、経常利益は同23.4%増の22億4100万円、最終利益は同9.8倍の134億4800万円となった。
ライフドリンク カンパニー<2585.T>=物色の矛先向かいストップ高。13日の取引終了後に発表した25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比17.7%増の240億8700万円、最終利益が同5.6%増の20億8300万円となった。同社は4~6月期において最終利益は同10%減となっていたが、7~9月期の最終利益は同20%増となっており、好感されたようだ。既存工場の稼働率が向上したほか、御殿場工場の生産が始まったことなどが寄与し、生産数量が増加した。価格改定の効果もあって、同工場の固定費やM&Aに関連した費用を補って増益につなげた。あわせて同社は、連結子会社の0ビバレッジが、富士山の天然水山中湖(山梨県山中湖村)などと、ナチュラルミネラルウォーター製造事業の譲り受けに合意したと発表している。対象事業の直近の業績や取得価格は非開示としている。
TOYO TIRE<5105.T>=もみ合い上放れ。同社は13日取引終了後、24年12月期通期の連結業績予想と配当計画を修正したことが買い手掛かりとなっているようだ。通期の売上高予想は従来通り5600億円(前期比1.3%増)で据え置いた一方、営業利益予想は従来の810億円から860億円(同11.8%増)に上方修正。主力のタイヤ事業が堅調に推移していることが主な要因だとしている。また、期末配当を従来計画比5円増額の60円にすることも発表。これにより、中間配50円とあわせた年間配当は110円(前期は100円)となる。
INFORICH<9338.T>=ストップ高。スマートフォン向けモバイルバッテリーのシェアリングサービスを展開しており、国内で約8割とニッチトップの実力をいかんなく発揮し、足もとの業績も急速な伸びを示している。バッテリースタンドはコンビニエンスストアや携帯ショップ、駅、空港などに設置されるが、国内では4万5000台強に達している。また、グローバル展開にも余念がなく、海外での売り上げも増加している。13日取引終了後に発表した24年12月期第3四半期決算は営業利益が前年同期比4.3倍の11億1200万円と急拡大しており、これをサプライズ視する買いを呼びこんだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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