エコミック、今期最終を2％下方修正、配当は4円増額

　エコミック <3802> [東証Ｓ] が2月26日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結最終利益を従来予想の1億7500万円→1億7200万円(前期は1億7000万円)に1.7％下方修正し、増益率が2.9％増→1.2％増に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結営業利益は従来予想の2億2500万円→2億2600万円(前期は2億0300万円)に0.4％上方修正し、増益率が10.8％増→11.3％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の2億9500万円→2億9200万円(前年同期は2億7400万円)に1.0％減額し、増益率が7.7％増→6.6％増に縮小する計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の8円→12円(前期は8円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、主にBPO事業において給与計算処理人数は増加したものの給与計算業務の新規受託及び年末調整業務の新規受託が当初想定より伸びなかったことが影響し、前回発表予想を下回る見込みであります。　利益面につきましては、営業利益は売上原価の削減により若干増加し、経常利益は前回予想から変更はなく、親会社株主に帰属する当期純利益は若干下回る見込みであります。

　　当社は、利益還元を経営上の重要な課題として考えておりますが、将来の事業拡大に備え、内部留保による企業体質の強化を図りながら、業績に応じて株主に対し安定した配当を維持していくことを利益配分に関する基本方針としております。　上記の方針を踏まえ、業績動向、財政状況、配当性向等を総合的に勘案した結果、当期末配当予想を１株当たり８円00銭から４円00銭増配し、12円00銭に修正いたします。