<動意株・15日>(大引け)=日水、バイリーン、日本アGなど
日本バイリーン<3514.T>=大幅高で4日続伸。同社が14日発表した14年3月期の連結経常利益予想が前期比73.5%増の34億円見通しと急回復見込みにあることで、これを材料視した買いが集中した。同社は不織布のトップメーカーで自動車向けの依存比率が高いが、14年3月期は景気回復色の強まる米国で自動車生産増勢が予想され、同社にとっても収益への恩恵が予測されている。
日本アジアグループ<3751.T>=急騰。一時、前日比1000円高のストップ高に買われ年初来高値を更新した。太陽光発電や不動産、空間情報(測量)、金融などに多角展開する持ち株会社で業績は足もと大きく回復の方向をみせている。また、「日本の中小型株に興味を示すブラック・ロック(世界最大の資産運用会社)が4月末現在で5%超の大株主に浮上しており、株式需給面での思惑を背景に注目筋が増えている。投機色の強い個人投資家資金の買いも継続している」(中堅証券)という。
日本電子<6951.T>=ストップ高。14日引け後に発表した14年3月期業績見通しで、売上高904億円(前期比13.5%増)、経常利益35億円(同83.3%増)と大幅増益を見込んでいることを好感。また、年間配当を前期比3円増の5円とすることもプラスに評価されている。引き続き電子顕微鏡の受注拡大が見込まれるほか、産業機器の復調に期待が持てる。
日本ガイシ<5333.T>=3日ぶり急反発。14日引け後に発表した14年3月期業績見通しが、売上高2800億円(前期比10.8%増)、経常利益290億円(同31.6%増)と3割強の大幅増益見通しを好感。自動車関連製品の需要増や半導体製造装置用セラミックスの市況が緩やかに回復するほか、 電力貯蔵用のNAS(ナトリウム・硫黄)電池も下期に海外案件が見込まれることが売り上げを牽引する見通しだ。
メッツ<4744.T>=ストップ高。14日引け後に決算を発表。13年3月期は売上高14億7300万円(前の期比13.9倍)、営業利益4800万円(前の期1億2500万円の赤字)と黒字転換を果たした。コア事業を不動産事業として軸足を大きく切り替えたことが寄与。また、業績回復に伴い、「継続企業の前提に関する重要事象等」および「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消しており、これが好感されている。14年3月期は、売上高35億円(前期比2.4倍)、営業利益2億2400万円(同4.7倍)を見込む。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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