流通クラウド事業の売上高は前年同期比10.3%増の38.50億円、セグメント利益(経常利益)は同11.4%増の5.52億円となった。卸売業向けEDIサービス「クラウドEDI-Platform」や、小売業向けEDIサービス「BXNOAH」、専門店向け販売管理システム「RetailPro」等の普及拡大による定常収入の増加、前期にリリースした「@rmsV6」の導入作業の進行に伴う売上の増加、各種サービス料金を改定したことによる売上の増加等により、増収となった。利益については、給与水準の引き上げや導入体制及び開発力強化のための採用に伴う労務費・人件費の増加や、「@rmsV6」の開発に係るソフトウェア償却費の増加等によるコスト増を増収により吸収し、増益となった。
官公庁クラウド事業の売上高は同24.0%増の60.70億円、セグメント利益(経常利益)は同194.6%増の8.63億円となった。自治体における基幹システムの統一・標準化関連案件、文書管理システム、防災行政無線工事等の各種案件の進行により増収、増益となった。
トラスト事業の売上高は同34.5%増の0.84億円、セグメント損失(経常損失)は0.68億円(前年同期は0.67億円の損失)となった。デジタル証明書発行サービス「CloudCerts」のサービス提供拡大等により増収となった。一方で、営業体制の強化に伴う人員増強、外部支援サービス活用に伴う費用の増加等の影響により減益となった。
モバイルネットワーク事業の売上高は同3.1%増の31.08億円、セグメント利益(経常利益)は同50.8%増の3.11億円となった。NTTドコモが定めるインセンティブ体系の変更に対応して各指標の目標達成に注力し、増収、増益となった。また、2026年3月に控えている3Gサービスの終了に伴い、端末の買い替えが拡大した。
2025年12月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比11.8%増の177.41億円、営業利益が同37.9%増の17.31億円、経常利益が同36.9%増の17.34億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同40.8%増の11.47億円とする期初計画を据え置いている。 <ST>
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