エンタープライズDX事業の売上高は前年同期比26.6%増の12.97億円、セグメント利益は同208.2%増の3.26億円となった。顧客企業においてリモート文化に適したソリューション開発活動が活発になったことで、映像組み込みサービスが伸長した。また、売上高の伸長によってセグメント利益率が10.3%から25.2%に上昇した。
イベントDX事業の売上高は前年同期比326.2%増の15.36億円、セグメント利益は同736.5%増の4.79億円となった。前年同期においてはコロナ禍による緊急事態宣言の発令から一部顧客において解約が発生したことでキャンセルコストが発生し、セグメント利益率が一時的に低下したが、その後、Webセミナー配信回数はリモート化の進行とともに急拡大し、当第1四半期における配信回数は同325%増の約3,000件となった。
サードプレイスDX事業の売上高は前年同期比217.7%増の5.22億円、セグメント利益は同315.3%増の1.64億円となった。前年同期では対面による設置確認が必要となる「テレキューブ」の販売が、緊急事態宣言の発令に伴って遅延していたが、前第3四半期累計期間以降、web会議を活用した社内外でのコミュニケーションが浸透したことで企業及び公共空間での静かでセキュアなワークブースの需要が急増したことにより、販売件数が増加した。
2021年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比47.3%増(前回予想比6.1%増)の122.00億円、営業利益が同129.4%増(同20.0%増)の24.00億円、経常利益が同125.5%増(同23.0%増)の23.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同75.7%増(28.2%増)の20.00億円としている。
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