「人工知能」が9位に急浮上、DX時代を担う必須テクノロジーに<注目テーマ>
1 デジタルトランスフォーメーション
2 アンモニア
3 半導体
4 再生可能エネルギー
5 脱炭素
6 半導体製造装置
7 海運
8 全固体電池
9 人工知能
10 パワー半導体
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「人工知能」が9位に急浮上している。
今月1日からデジタル庁が始動したが、デジタル分野の機能強化を政策テーマとした官主導の取り組みが進められていくことになる。そのなか、中長期的視野でDX推進のカギを握る人工知能(AI)にスポットライトが当たっている。
AIは金融、不動産、建設、医療・バイオ、流通など、あらゆる産業とリンクして技術革新の原動力となり得る。自動運転をはじめ先端技術分野でも既に欠かすことのできないテクノロジーとなっており、株式市場で投資テーマとして人気が再燃している。
AIが人類の知能の総和を超えるとされるシンギュラリティが2045年に訪れるとされているが、その歴史的瞬間に向け、ここからの四半世紀はAI技術を巡る覇権争いが先鋭化していくことが必至だ。AIの研究開発は大手IT企業にとどまったものではない。業界の垣根を越えて世界中の大資本企業がAI分野に資金を投下し先を競っている。ディープラーニングの特許申請数は今や中国が米国を凌駕する状況にあるが、個別企業ベースで見た場合、IBM、マイクロソフト、グーグルが上位3傑を独占している。日本も特許申請件数では米中に続くポジションにあり、今後に期待が膨らんでいる。日本国内で安倍政権時代から国策として推進する「スーパーシティ」構想は、AIやビッグデータを活用して先端技術を融合させた街づくりを目指すことが基本コンセプトで、今後も折に触れて関連企業の株価を刺激していくことになるだろう。
注目される銘柄群としてはブレインパッド<3655.T>、ALBERT<3906.T>、FRONTEO<2158.T>、ホットリンク<3680.T>、クレスコ<4674.T>、ユーザーローカル<3984.T>、HPCシステムズ<6597.T>、サイオス<3744.T>、PKSHA Technology<3993.T>などが挙げられる。
出所:MINKABU PRESS
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