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2023/11/20 - 芦森工(3526) の関連ニュース。 2024年3月期第2四半期決算説明鷲根成行氏:芦森工業株式会社、取締役社長の鷲根でございます。どうぞよろしくお願いいたします。当社の概要、2024年3月期第2四半期の決算についてご説明いたします。目次

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芦森工業、上期連結売上高・営業利益・経常利益は過去最高を更新 通期も業績予想を上方修正、過去最高益を見込む

投稿:2023/11/20 13:00

2024年3月期第2四半期決算説明

鷲根成行氏:芦森工業株式会社、取締役社長の鷲根でございます。どうぞよろしくお願いいたします。当社の概要、2024年3月期第2四半期の決算についてご説明いたします。

目次

本日、ご紹介する項目でございます。まずは、会社の概要をご説明した後に、2024年3月期第2四半期決算の概要、通期業績予想、株主還元、経営戦略と、順を追ってご説明いたします。

ご挨拶

当社、芦森工業株式会社は、創業1878 年、ロープ製造を祖業とし、繊維で培った要素技術 「織る・組む」「樹脂(被覆)加工」「巻取る・固定する」「膨らませる」 を組み合わせ・発展させることで事業内容の多角化を進めてまいりました。

現在では、「織る」「巻取る」「膨らませる」技術を発展させた自動車用セーフティ部品や、「織る」「被覆する」「膨らませる」技術を組み合わせたライフラインの更生といった「安全・リニューアル分野」を主力事業としています。

これらのベースとなる技術力・適応力・研究開発力が当社の強みです。

1.芦森工業について(会社概要)

こちらには会社概要を記載しております。本社は大阪府摂津市にございます。今年の11月に創業145周年を迎えました。資本金は83億8,800万円、従業員は約2,500名となっており、東京証券取引所スタンダード市場に上場しております。

なお当社は従来、東京証券取引所プライム市場に上場しておりましたが、流通株式時価総額および1日平均売買代金についてプライム市場上場維持基準を充たしておりませんでした。

このため、2023年4月1日施行の東京証券取引所の規則改正を踏まえて検討の結果、プライム市場での上場を継続した場合の上場廃止リスクを避けることを目的に、2023年10月20日にスタンダード市場へ移行いたしました。

なお、今回の市場変更は当社の経営方針に影響を与えるものではなく、当社は市場区分に関わりなく、持続的な利益成長と財務基盤の強化により企業価値を向上させてまいります。

1.芦森工業について(事業紹介)

当社の事業内容を簡単にご紹介させていただきます。当社は、「安全」「リニューアル」分野を主力事業としたモノづくり企業で、事業は大きく分けて、「自動車安全部品事業」と「機能製品事業」の2本柱で構成しております。

機能製品事業は、パルテム、防災、産業資材の3部門で構成され、活動しております。売上構成比率は、自動車安全部品部門が全体の77パーセントを占めております。

2.決算概要(連結業績の概要)

それでは、ここから2024年3月期第2四半期の業績について、ご説明いたします。当第2四半期連結累計期間の売上高は311億8,200万円と、前年同期比20億9,500万円の増収となり、第2四半期連結累計期間としては過去最高の結果となりました。

損益面も大きく改善し、営業利益は10億8,500万円と、前年同期比6億4,000万円の増益、経常利益は15億8,900万円、前年同期比4億2,000万円の増益となり、いずれも第2四半期連結累計期間としては過去最高の結果となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は12億9,400万円で、前年同期比2億5,800万円の増益となりました。

2.決算概要(セグメント別業績の概要)

セグメント別業績の概要をご説明します。まずは自動車安全部品事業でございますが、当第2四半期連結累計期間では、一部の顧客および地域で生産調整の影響がありましたが、円安効果と原材料費の市況変動分の一部を売価に転嫁した結果、シートベルト関連、エアバッグ関連において増収、内装品関連では前年同期並みとなりました。

この結果、当事業の売上高は239億6,100万円と、前年同期比30億3,700万円の増収で、それに伴い損益面も大幅に改善し、営業利益は11億2,700万円と前年同期比11億1,900万円の増益となりました。

機能製品事業につきましては、パルテム関連、管路更生事業は、前年度からの繰越工事高が少なく、市況の動きも鈍かったこともあり、当第2四半期連結累計期間では売上高は前年同期を下回りました。上期後半より受注は活発化してきており、着実な工事の消化やライセンシーと連動した販売促進活動などを、積極的に展開してまいります。

防災関連は、低圧力損失ホースの拡販や石油コンビナート向け大口径ホースの納入により、前年同期比増収となりました。

産業資材関連は、トラック生産の増加に伴い物流省力化分野が回復基調にありますが、全体では低調に推移し、前年同期並みの実績になりました。

当事業全体では、パルテム関連の占める割合が大きいため、売上高は72億300万円と前年同期比9億4,100万円の減収、営業利益につきましても3億1,100万円と前年同期比4億700万円の減益となりました。

2.決算概要(連結B/S)

連結貸借対照表の状況はご覧のとおりでございます。有利子負債残高は144億1,700万円となっております。

増益に伴い、新規借入が抑制されたことで、前年同期と比べまして25億9,000万円減少しております。引き続き有利子負債の圧縮を進め、自己資本比率40パーセントを目指してまいります。

2.決算概要(連結C/Fと設備投資の状況)

連結キャッシュ・フローの状況と、設備投資の状況でございます。「営業活動によるキャッシュ・フロー」につきましては、原材料アップ等による運転資金の増加により、前年同期比で減少いたしました。

「投資活動によるキャッシュ・フロー」につきましても、有価証券の売却等により、前年同期比で改善いたしました。また、「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、新規借入の抑制により、前年同期比で減少しました。

3.連結業績予想・推移(連結業績予想)

続きまして、2024年3月期通期の業績予想でございます。2024年3月期は「第123期〜第125期 中期経営計画」の2年目となります。

中期経営計画では2年目の業績は連結売上高570億円、営業利益20億円の数値目標を掲げていましたが、収益改善が順調に進捗していることから、11月10日に発表しております、「連結業績予想の修正に関するお知らせ」のとおり、当初計画を上回る連結売上高680億円、営業利益28億円、経常利益30億円、当期純利益18億円を見込んでおります。今後、為替変動に応じて通期業績予想値に変動が生じた場合は、適宜修正の開示を行ってまいります。

3.連結業績予想・推移(連結業績の推移)

こちらは2020年3月期からの連結業績の推移でございます。新型コロナウイルス感染症による売上の低迷と自動車安全部品事業の収益性の低下のため、利益も減少しておりましたが、2024年3月期は自動車安全部品事業の収益力が改善したことと、為替の影響により業績は好調に推移しており、中期経営計画の数値目標を上回っております。

4.株主還元

株主還元についてご説明いたします。当社では、中期経営計画における利益成長に伴い配当は段階的に引き上げる計画にしております。

2024年3月期は1株当たり75円を予定しており、中期経営計画の最終年度である2025年3月期には1株当たり100円と段階的に増配を目指す計画としております。

5.経営戦略

今後の経営戦略についてご説明いたします。中期経営計画における全社方針として「新たな成長軌道への挑戦」と「体質改善の実行」を掲げております。

「新たな成長軌道への挑戦」としましては、成長市場である自動車安全部品分野と管路更生分野に引き続き経営資源を集中してまいります。

5.経営戦略

当社は、2023年7月28日に公表いたしましたとおり、豊田合成株式会社との資本業務提携の強化に向けた基本合意書を締結いたしました。

自動車安全部品分野においては豊田合成株式会社との協業における両社の役割分担を明確にし、シートベルト技術とエアバッグ技術を組み合わせたセーフティシステムの開発を推進し、新規顧客の獲得や受注拡大に取り組んでまいります。

管路更生分野においては、老朽化した国内インフラの更新が見込まれることから、新工法の開発と下水道分野以外への展開を強化し、さらなる工期短縮で需要の拡大に対応してまいります。

5.経営戦略

「体質改善の実行」としましては、人的資本の質の向上により企業価値を高めることを目指してまいります。

「芦森グループ人材Vision」に掲げる「高い専門性と幅広い視野、論理的展開力を持った世界に通じる人材」を育成するため人事制度・教育制度の改革を進めると同時に、「サークル活動」を通じた「芦森グループ従業員行動規範」の定着および実践により、高い規律と倫理観を持った企業グループへの変革に取り組んでおります。

5.経営戦略

当社グループは、「創意を生かし、社業を通じて社会に貢献する」を経営理念である社是に掲げ、自動車安全部品、防災用商品や物流省力化商品、管路更生事業等、「命と暮らしを守る製品」を提供し、SDGsが国際社会の共通テーマとなる以前より、社会課題の解決に貢献してまいりました。

引き続きSDGsと親和性の高い商品の開発を進めると同時に、徹底した省エネによる環境負荷の軽減、すべての従業員が働きやすい環境づくり、社会貢献活動への取り組み等、「サステナブルなものづくり」を推進いたします。

最後に...

最後になりますが、当社は、創業以来、「常に一歩先を見据えた製品開発」を心掛け、繊維業界はもちろんのこと、消防業界、自動車業界、建設業界、物流業界など数多くの業界と良好な繋がりを持つことにより、数多くの開発依頼を受け、商品開発に繋げてきました。

この繋がりを大切に、今後もより高い技術水準への挑戦で新製品を開発し、企業価値を最大限高めてまいります。みなさま、どうぞこれからの芦森工業にご期待ください。

最後までご視聴いただき誠にありがとうございました。今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。

※本内容は、企業提供の書き起こしになります。

配信元: ログミーファイナンス

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