日東網、前期経常を一転23％減益に下方修正

　日東製網 <3524> が6月4日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年4月期の連結経常利益を従来予想の11億円→6.6億円(前の期は8.6億円)に39.5％下方修正し、一転して22.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7.4億円→3億円(前年同期は5.7億円)に58.4％減額し、一転して46.3％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（連結業績）　売上高につきましては、上半期に台風等の自然災害が多発したことで、進捗が遅れておりました。下期に入り、漁具・漁船の助成金を伴うリース事業向け案件が第４四半期で多く認可され、売上高は回復する見込みでしたが、同事業向けにとどまらず、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、営業活動、生産活動、物流等多方面にわたり影響がでて、当初予想の売上高を下回る見通しとなりました。　利益面は、期末付近で事業が停滞したこと、主力の定置網の売上高が当初見込みを大幅に下回ったこと等により営業利益が低下しました。加えて第４四半期での為替相場の急落により、為替差損が96百万円発生し、株式市況の低迷により所有株式の価格が下がり、減損損失132百万円が発生したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益も当初予想を下回る見通しとなりました。（個別業績）　個別業績につきましては、連結業績と概ね同様の理由であります。（注） 業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。