ファスニング事業の売上高は前年同期比1.4%増の64.08億円、セグメント利益は同18.2%増の9.06億円となった。各種設備工事等の需要は、民間工事・公共工事ともに前年を上回る水準で推移し、全体としての需要は少しずつではあるが、回復の傾向が見られる。これに伴い、同社の主力製品である、あと施工アンカーの販売は堅調に推移した。また、完成工事高が減少した一方、ドリル・ファスナー製品の販売が増加し、総じて堅調な推移となった。
機能材事業の売上高は前年同期比6.7%減の20.74億円、セグメント利益は同10.5%減の2.61億円となった。電動油圧工具関連の販売が、海外販売の回復もあり、堅調に推移した。また、電子基板関連、FRPシート関連及びアルコール検知器関連の販売が増加した一方、包装・物流機器関連の販売は減少した。
2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.3%増の183.50億円、営業利益が同3.0%増の15.20億円、経常利益が同2.6%増の15.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.7%減の10.20億円とする期初計画を据え置いている。
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