ミヤコがＳ高カイ気配、ＭＢＯによる株式非公開化発表でＴＯＢ価格にサヤ寄せ

　ミヤコ<3424.T>がストップ高の１０９５円水準でカイ気配となっている。４日の取引終了後、束田勝社長が代表取締役社長を務めるツカダ興産（大阪市北区）が、同社株式の非公開化を目指してＭＢＯを実施すると発表しており、ＴＯＢ価格１３２５円にサヤ寄せする格好となっている。

　オリジナル製品の拡大やＥＣ売り上げの拡大など、中長期的に企業価値の向上につながる施策への戦略的投資を積極的かつ迅速に行うために、非公開化により柔軟かつ迅速に事業を再構築する経営体制を構築するのが狙い。買付予定数は１５０万１２４６株（下限８７万９１００株、上限設定なし）で、買付期間は２月５日から３月２３日まで。ＴＯＢ成立後、ミヤコは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は、ミヤコ株式を２月４日付で監理銘柄（確認中）に指定している。

出所：MINKABU PRESS