<話題の焦点>=スマホinチャイナ、中国ダイナミズムが電子部品需要喚起
海外調査機関によると2014年4~6月におけるスマートフォンの世界出荷台数は2億9000万台強と、前年同期比2割強の伸びを示している。このうち中国本土の出荷台数は1億台を超えたもようで、世界出荷台数の35%前後に及ぶ。つまり、今や世界でも「3台に1台以上は中国本土」という状況だ。
中国メーカーが手掛けるスマートフォンは、これまでローエンド機種が中軸を担っていたが、最近はミドルエンドやハイエンド機種への需要シフトが進んでいる。高機能化の最たる部分としてカメラ機能の充実などが挙げられるが、ピントを自動修正するフォーカス部品(アクチュエーター)へのニーズが急速に立ち上がっている。
このほか、日本が得意とするタッチパネル分野でITOフィルムなどへの需要も旺盛だ。また、中国では高速無線通信のLTEなども軌道に乗りつつあり、同通信サービスに必要な高付加価値デバイスの需要も喚起されている。こうした事情から、高い商品技術を要する日本の電子部品メーカーの活躍余地が広がっている。
◆中国向けスマホで電子部品メーカーに新たなチャンス
東レ<3402.T> ITOフィルム原料のPETフィルムで世界屈指
アルプス電<6770.T> スマホ向けアクチュエーターが収益を牽引
ローム<6963.T> スマホやタブレット向けLSIで需要取り込む
村田製<6981.T> 積層セラミックコンデンサーで圧倒的シェア
日東電<6988.T> 偏光板やITOフィルムで世界トップ
KIMOTO<7908.T> タッチパネル用ハードコートフィルムで高実績
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
この銘柄の最新ニュース
東レのニュース一覧- ADR日本株ランキング~日産自など全般売り優勢、シカゴは大阪比比170円高の38360円~ 今日 07:46
- 米国株式市場は上昇、長期金利低下が支援(2日) 2024/05/03
- 2日のNY市場は上昇 2024/05/03
- 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は短期的ながらもリバウンド狙いに~ 2024/05/02
- ADR日本株ランキング~ソフトバンクGなどほぼ全面安、シカゴは大阪比比245円安の37965円~ 2024/05/02
マーケットニュース
東レの取引履歴を振り返りませんか?
東レの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。