＜動意株・１９日＞（大引け）＝ドンキホーテ、ＩＦＩＳ、共英製鋼

　ドンキホーテホールディングス<7532.T>＝５日続伸。同社は１８日に、訪日観光客専用のコールセンター「ウェルカムデスク」を１０月１日に開設すると発表。日本政府観光局が発表した８月の訪日外国人数が前年同月比２２．４％増の１１１万人と高水準が続くなか、同社の売り上げ拡大への期待感などが高まっているようだ。同社は国内２５７店舗で免税免許を取得済み。特に訪日観光客の多い全国約２０店舗では免税カウンターを設置し、専任の対応スタッフを配置するなどサービス向上に注力している。

　アイフィスジャパン<7833.T>＝反発。１８日の取引終了後、東京証券取引所の承認を得て、９月２５日付で東証マザーズ市場から東証２部市場に市場変更することになったと発表しており、これを好感した買いが入った。同社は、投資信託の目論見書などの印刷・配送を主力に、証券調査レポートや上場企業のＩＲ資料などの閲覧サービスを展開する金融情報サービスベンダー。１４年１２月期連結業績は売上高４０億円（前期比１５．８％増）、経常利益４億２０００万円（同２４．５％増）を見込んでいる。

　共英製鋼<5440.T>＝３日続伸。株価は２５日移動平均線を上回り、中段を上放れる兆し。同社はマンションなどの鉄筋などに使用される異形棒鋼の１０月の販売価格を１トン当たり３０００円値上げする方針。値上げは９カ月ぶりとなるが、これが足もとの株価上昇を後押ししている。

　日精エー・エス・ビー機械<6284.T>＝大幅続伸、３月下旬以来の２０００円大台を回復した。欧米でペットボトル成形機の需要が旺盛なほか、アジアでも経済成長に合わせ、飲料品のペットボトル販売の傾向が強まっている。海外売上比率は９割近くに達し、為替の円安メリットもフォローウインド。ＲＯＥが２１％と非常に高いことから機関投資家目線でも魅力があり、ここにきてファンド系資金による攻勢も思惑視されているようだ。

　クスリのアオキ<3398.T>＝大幅高で５連騰。同社は１８日取引終了後、１５年５月期の第１四半期（６～８月）の単独決算を発表。売上高は３２８億円（前年同期比１５．９％増）、営業利益は１８億５８００万円（同３３．４％増）、最終利益は１２億２０００万円（同４１．０％増）だった。消費増税や競争激化の影響をこなし大幅増収増益を達成した。既存店では活性化を目的に５店舗の全面改装を実施したほか、１７店舗の新規出店を行い、さらなるドミナントを推進、ドラッグストア併設の調剤薬局を増やして集客に努めている。

　ラクオリア創薬<4579.T>＝３日続伸。１８日の取引終了後、ＥＰ４拮抗薬のがんに関する用途特許に関して、米国で特許査定を受けたと発表。ＥＰ４拮抗薬は、既に形成されたがん組織を縮小することが確認されており、がんの治療に有効な薬剤として期待されている。

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出所：株経通信（株式会社みんかぶ）