2. 財務状況と経営指標
2026年3月期中間期末の資産合計は前期末比2,023百万円増加の28,664百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産は売掛金が318百万円減少した一方で、現金及び預金が2,126百万円増加した。固定資産は、主に減価償却が進んだことで有形固定資産の建物及び構築物(純額)が108百万円減少したが、投資その他の資産が175百万円増加した。
負債合計は前期末比1,311百万円増加の18,922百万円となった。未払金が333百万円減少した一方で、有利子負債が1,159百万円、未払法人税等が321百万円増加した。純資産合計は同711百万円増加の9,741百万円となった。親会社株主に帰属する中間純利益842百万円の計上と配当金支出193百万円により利益剰余金が647百万円増加したほか、その他の包括利益累計額が39百万円増加したこと等による。
経営指標では、自己資本比率が34.0%と前期末比で0.1ポイント上昇したほか、ネットDEレシオが前期末の0.77倍から0.61倍に低下するなど、財務体質の改善傾向が続いた。同社ではネットDEレシオ1.0倍以下を目安に事業運営を進める方針であり、大型設備投資も2025年3月期で一巡したことから、今後は収益の回復によって財務体質もより良化するものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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