売上収益は、猛暑、台風並びに局地的豪雨といった天候不順の影響はあるものの、インバウンド需要の増加や実質賃金のプラス転換を背景とした消費者の「メリハリ外食」活発化により増収となった(通期予想進捗率:50.0%)。営業利益については、想定通りの人件費の増加はあるものの、増収効果により増益となった(通期予想進捗率:52.1%)。
同社は、本年5月に創業25周年となり、長年培ってきた変化対応力を武器に、引き続き更なる飛躍を目指している。具体的には、グループ連邦経営進化の一環として、グループ横断的な組織再編に取り組んでいる。各事業領域におけるナレッジ集約による専門性の強化及び人財交流の促進を目的に、2024年6月1日付けでダイニング事業領域のLG&EW社をクリエイト・ダイニング社に吸収合併した。更に、コントラクト事業領域においては、2024年9月1日付けで、KRフードサービス社のコントラクト事業をクリエイト・レストランツ社に分割承継することで、人財配置の効率化を含め、コントラクト事業の更なる発展を目指している。また、成長戦略の柱の1つである「アフターコロナを見据えたポートフォリオの見直し」の取り組みとして、米国において「ワイルドフラワー」ブランドを展開するベーカリーレストラン事業を Wildflower Bread Company LLCから2024年9月3日付けで譲り受けた。更に、北海道札幌を代表するラーメン店「えびそば一幻」を運営する一幻フードカンパニー社を2024年10月1日付けで連結子会社とすることとした。
新規出店に関しては、「わくわく」するような新業態・コンセプト開発を担う専門組織「クリエイト・ブランド・ラボ」による新業態のニューアメリカンダイニング「GOTTA」を出店したほか、しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ菜」や「MACCHA HOUSE 抹茶館」、海鮮居酒屋「磯丸水産」、大衆酒場「五の五」といったコアブランドを中心に出店した。また、ゴルフ場内レストランやJA全農とのコラボによる業務受託店舗も積極的に出店した。その結果、グループ全体では16店舗の新規出店、8店舗の業態変更、契約満了を中心に20店舗の退店を実施し、当中間期末における業務受託店舗等を含む連結店舗数は1,105店舗となった。
2025年2月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上収益が前期比7.0%増の1,560.00億円、営業利益が同31.4%増の93.00億円、税引前利益が同31.2%増の87.00億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同21.0%増の61.00億円としている。
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