■DWTI <4576> 97円 (+30円、+44.8%) ストップ高
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576> [東証G]がストップ高。18日取引終了後、緑内障治療剤「H-1337」の米国後期第2相臨床試験に関する主要結果を発表した。有効性について臨床的、統計学的に有意に眼圧を低下させる効果が確認されたほか、安全性については有害事象として結膜充血があったものの、ほとんどが軽度で投与中止には至らなかったという。会社側では、これらの結果を踏まえ第3相試験へ進められると考えているとした。この発表が材料視された。
■アジャイル <6573> 123円 (+30円、+32.3%) ストップ高
アジャイルメディア・ネットワーク <6573> [東証G]がストップ高。18日の取引終了後、Webリスクマネジメント事業を中心にWebマーケティング関連事業を展開するエフェクチュアル(東京都港区)及び東京タワーを拠点に映画やマンガ、アニメのキャラクターなどのIP(知的財産)とファンをマッチングする事業を展開するTEG(東京都港区)とそれぞれ業務提携すると発表しており、好材料視された。エフェクチュアルとの提携では、エフェクチュアルが提供する「オンライン評判管理対策サービス」の販売代理店として新規顧客営業を行う。アジャイルにとっては、マーケティングにおけるリスクマネジメントという新たなサービスを営業ラインアップに加えることで、施策提案の幅が広がり、既存顧客・新規顧客の両方に対する営業活動による収益の拡大が期待されている。一方、TEGとの提携では、アジャイルが得意とするファンコミュニティー運営・ファンマーケティングのノウハウを生かした各種のイベントを共同開催し、イベントと連動する形でカプセルトイなどの限定グッズを商品開発・販売することで収益拡大を目指すとしている。
■カドカワ <9468> 3,745円 (+700円、+23.0%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。KADOKAWA <9468> [東証P]がストップ高。ロイター通信が19日、ソニーグループ <6758> [東証P]がカドカワの買収に向けて協議をしていると報じており、これが買いを誘ったようだ。報道では交渉が成立すれば、数週間以内に契約になると伝えている。
■エルテス <3967> 659円 (+100円、+17.9%) ストップ高
エルテス <3967> [東証G]がストップ高。18日の取引終了後、創業20周年記念株主優待を実施すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。同社は来年2月末日を基準日として、800株以上を保有する株主に対し、QUOカードを2万円分贈呈する。
■ROXX <241A> 1,405円 (+195円、+16.1%)
ROXX <241A> [東証G]が3日ぶり急反騰。テクニカル的にも5日・25日移動平均線のゴールデンクロス(GC)を示現、上放れの様相を強めた。9月25日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄でノンデスクワーカー(製造・建設・運輸・サービス業)の求職者と企業とをマッチングさせる転職プラットフォーム「Zキャリア」を運営する。先行投資で営業損益は赤字が続いているものの、赤字幅は縮小傾向にあり、一方でトップラインの伸びが著しくマーケットの注目度が高まっている。そうしたなか、18日取引終了後に最新Realtime APIを活用した音声対話型AIキャリアアドバイザーを求職者向けに提供を開始したことを発表しており、これによる業務効率化に期待した買いを呼び込む格好となった。
■クリングル <4884> 904円 (+124円、+15.9%) 一時ストップ高
クリングルファーマ <4884> [東証G]が4日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。19日午前11時50分ごろ、大阪府に「第一種医薬品製造販売業」の業許可を申請したと発表しており、好材料視された。同社は、脊髄損傷急性期に対する治療薬「オレメペルミン アルファ(遺伝子組み換え)」の研究開発に取り組んでおり、製造販売承認申請に向けた準備を進めているが、今回の第一種医薬品製造販売業許可申請が許可され製造販売承認を取得できれば、医薬品としての製造販売が可能となる。なお、この申請による業績への影響はないとしている。
■GMO-FG <4051> 7,510円 (+1,000円、+15.4%) ストップ高
GMOフィナンシャルゲート <4051> [東証G]がストップ高。18日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。上限を7万4000株(発行済み株数の0.88%)、または5億円としており、取得期間は11月19日から12月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするほか、株主還元の一環として実施する。
■メタプラ <3350> 2,295円 (+301円、+15.1%)
メタプラネット <3350> [東証S]が続急騰。19日正午ごろ、総額17億5000万円の ビットコインを追加購入したと発表しており、好材料視された。購入枚数は124.117ビットコインで、平均購入価格は1ビットコイン当たり1409万9600円。今回の追加購入により、同社のビットコイン保有枚数は1142.287ビットコインとなる。
■イントラマト <3850> 2,932円 (+357円、+13.9%)
エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート <3850> [東証S]が3日ぶり急反騰。19日午後3時ごろ、クラウド型調達・購買システム「intra-mart Procurement Cloud」がJR九州 <9142> [東証P]に採用されたと発表しており、好材料視された。JR九州の契約管理業務における従来の申請・承認作業では、別途ワークフローシステムと電子契約サービスのログインが必須であり、処理の修正では膨大な工数を要することや、不明瞭な入力項目によってユーザーからの問い合わせが集中するなど、煩雑な業務フローに課題があったという。こうした複雑な運用を網羅的に解決し、電子契約の利用率を向上できるソリューションとして「intra-mart Procurement Cloud」が採用されたとしており、特に、新たな全社ワークフローシステムや電子契約サービスとスムーズに連携できることや他システムのログインを不要とし、契約手続きをワンストップで完結できることなどが評価されたとしている。
■日製鋼 <5631> 6,499円 (+673円、+11.6%)
東証プライムの上昇率3位。日本製鋼所 <5631> [東証P]が急反騰。トランプ効果で 防衛関連セクターに循環物色の動きが再燃しており、東京市場では三菱重工業 <7011> [東証P]を中軸に関連銘柄への投資資金攻勢が顕著となった。そのなか、「日製鋼は産業機械事業で防衛関連機器が想定以上に好調で、受注高も積み上がっていることから、機関投資家とみられる大口の資金流入が観測される」(中堅証券ストラテジスト)という。第2次石破政権も国防族で固められていることに変わりはなく、防衛予算拡大の流れに乗る中核銘柄として注目度が高まり、12%近い上昇で一気に年初来高値更新を果たした。
■エフ・コード <9211> 1,257円 (+112円、+9.8%)
エフ・コード <9211> [東証G]が急反発。19日午前10時ごろ、CDP(顧客データ基盤)/パーソナライズ/MA(マーケティングオートメーション)ツールを提供するアクティブコア(横浜市西区)と業務提携したと発表しており、好材料視された。アクティブコアは、複数業務を兼務しながら施策運用しているマーケターやマーケティング担当者のマーケティングPDCA(計画・実行・評価・改善)業務を引き受け、本来注力すべき企画プランニングや戦略立案といったコア業務に専念する時間を確保するBPaaS「marutto1to1」を提供。これにエフ・コードの集客・接客ノウハウを掛け合わせることでユーザー体験の質を高め、クライアント企業のビジネス成長を加速することを目指すとしている。
■ゼンショHD <7550> 9,074円 (+759円、+9.1%)
東証プライムの上昇率4位。ゼンショーホールディングス <7550> [東証P]が5日続急伸。18日の取引終了後、牛丼チェーン「すき家」が11月22日午前9時から一部商品の価格を値上げすると発表しており、好材料視された。値上げするのは、主力の牛丼の「並盛」をはじめ「中盛」「大盛」など。国産米の価格高騰などに対応するためで、牛丼の値上げは4月以来約7ヵ月ぶりとなる。
※19日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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