フィルＣ、今期経常を一転10％減益に下方修正

　フィル・カンパニー <3267> [東証Ｐ] が10月16日大引け後(16:20)に業績修正を発表。23年11月期の連結経常利益を従来予想の2.4億円→1.8億円(前期は2億円)に24.6％下方修正し、一転して9.5％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.8億円→3.2億円(前年同期は2.7億円)に15.2％減額し、増益率が39.7％増→18.4％増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年10月11日に「2023年11月期　第３四半期決算短信[日本基準]（連結）」を開示いたしましたが、その後、当社持分法適用会社であるA社及びB社に対する貸付金総額58,500千円の回収可能性について、当社及び監査法人で再評価した結果、当該貸付金に対して全額貸倒引当金を計上することが適切であるとの結論に至りましたので、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益が減少する要因となりました。（注）上記の予想は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき算出したものであり、実際の業績は様々な要因により予想値と異なる可能性があります。