当第1四半期は前年同期比で大幅な減収減益となったが、その主な要因は、当年度におけるプロジェクトの売上計上が、第4四半期に偏重していることによるものとしている。当年度においては、都市型賃貸マンション等合計588戸の販売を計画しているが、当第1四半期については、戸建・テラスハウス分譲9戸及び用地2件の売却となった。都市型賃貸マンションは、当初計画通り販売はなく、全て第2四半期期間以降の販売予定となっている。また、当初計画では当第1四半期において、土地転売を1件予定していたが、当該転売が10月の売上計上になったことも、減収減益の要因となっている。同社グループは都市型賃貸マンションの開発・1棟販売を主軸事業としており、竣工に伴う売上計上の時期や金額・利益率がプロジェクトごと、年度ごとに大きく異なることから四半期ごとの売上高や利益は毎年大きく変動する。また、連結子会社のケーナインは、好調に推移しており、現時点では、グループ全体として、売上高・利益とも概ね期初計画通りに推移している。
不動産事業の売上高は前年同期比62.0%減の17.28億円、セグメント利益は同59.7%減の2.17億円となった。不動産開発販売については、戸建・テラスハウス分譲9戸及び用地2件の売却により、売上高は同64.6%減の15.71億円となった。また、不動産仕入販売については、中古マンションの買取再販及び中古戸建の買取再販がなかった(前年同期も計上無し)。その他不動産事業については、不動産仲介及び不動産賃貸業等により、売上高は同38.8%増の1.57億円となった。
ホテル事業につきましては、ホテルアジール東京蒲田の宿泊料等により、売上高は同11.3%増の0.57億円、セグメント利益は同58.9%増の0.13億円となった。
2025年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比14.4%増の320.00億円、営業利益が同2.7%増の28.00億円、経常利益が同1.0%増の24.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.7%増の17.30億円とする期初計画を据え置いている。
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