三重交ＨＤ、非開示だった今期経常は赤字転落へ

　三重交通グループホールディングス <3232> が11月6日大引け後(16:20)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は5.8億円の赤字(前年同期は41.4億円の黒字)に転落した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常損益が7億円の赤字(前期は58.7億円の黒字)に転落する見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は1.2億円の赤字(前年同期は17.3億円の黒字)に転落する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比62.1％減の7.4億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の7.2％→1.2％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　令和３年３月期の通期連結業績予想について、新型コロナウイルス感染症の影響により未定としておりましたが、現時点における情報を元に算定しました。　業績予想の算定にあたり、当該感染症は当期中に収束しないものの、再度の感染拡大やそれに伴う緊急事態宣言等の発出、施設・店舗の休業、移動制限等がないことを前提としております。営業収益は、レジャー需要や個人消費の増加とともに緩やかに回復する想定ですが、第２四半期連結累計期間における外出自粛や休業等が大きく影響し前期比で大幅な減収となる、830億円の見込みです。また、経費削減等の収支改善策も継続しておりますが、著しい営業収益の減少に伴い、営業損失18億50百万円、経常損失７億円、親会社株主に帰属する当期純損失10億円を見込んでおります。　（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によってこれらの予想と異なる可能性があります。