■概況■4074.12、+28.27
12日(月)のJASDAQ市場は、JASDAQ平均は小幅続伸し、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに続落した。値上がり銘柄数は435(スタンダード415、グロース20)、値下がり銘柄数は221(スタンダード203、グロース18)、変わらずは38(スタンダード36、グロース2)。NYダウなど主要株価指数が大幅上昇した流れを受けて、中小型株中心の新興市場にも買いが波及。ただし、学校法人「森友学園」の国有地売却に関する決裁文書の書き換え問題が相場全体の重しとなり、JASDAQ平均は上げ幅を縮小する格好に。なお、麻生財務相が記者会見で自身の辞任を否定したことで、大引けにかけては再び強さをみせる展開となった。
◆注目銘柄◆
「事務用ロボットが日本でも普及している」との一部報道で、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)関連としてジェクシード<3719>やクレオ<9698>が買われた。また、1対5の株式分割を発表した東日コンシス<3316>が前営業日比700円(+18.77%)高の4430円とストップ高まで買い進まれた。日本フォーム<7869>は業務提携が引き続き材料視され前営業日比80円(+18.60%)高の510円、ニチダイ<6467>は東証が本日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除したことで物色が再燃し上場来高値を更新。また、前期実績及び今期見通しが評価されアマガサ<3070>が前営業日比42円(+7.98%)高の568円と続伸したほか、ムラキ<7477>、エスプール<2471>、イナリサーチ<2176>などが値上がり率上位にランクインした。
一方、下落率トップは14.29%安のナビタス<6276>。今月に入り株価は約2倍に急騰していたことから、本日は利食いの動きに。ケア21<2373>は第1四半期の大幅な営業減益が嫌気され前営業日比420円(-12.73%)安の2880円と続落、前週末ストップ安を演じたユニバーサル<6425>も引き続き売られた。また、9日の決算発表で材料出尽くし感が広がった精養軒<9734>が前営業日比143円(-11.22%)安の1132円と反落したほか、太洋工業<6663>、メディ一光<3353>、KeyH<4712>などが下落率上位となった。
JASDAQ-TOP20では、マクドナルド<2702>が続落したほか、セリア<2782>、アイサンテクノ<4667>、ユビキタス<3858>などが下落。
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【続伸、大引けにかけて上げ幅を広げる展開】13日(火)
■概況■4108.03、+33.91
13日(火)のJASDAQ市場は、JASDAQ平均が続伸し、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに3日ぶりに反発した。値上がり銘柄数は438(スタンダード410、グロース28)、値下がり銘柄数は194(スタンダード184、グロース10)、変わらずは58(スタンダード56、グロース2)。12日の米ナスダック総合指数の史上最高値更新などハイテク株高の流れを受けて、新興市場も買い先行で取引を開始。また午後に入り、為替が円安方向に振れたことで、日経平均株価も上げ幅を拡大、JASDAQ平均も同様に大引けにかけて上げ幅を広げる展開に。
◆注目銘柄◆
伊豆シャボテンR<6819>が上昇率トップ。伊豆半島の「世界ジオパーク」へのユネスコ認定への思惑が蒸し返されたとの指摘も。また、液浸冷却装置を展開する米国のグリーン・レボリューション・クーリング社と業務提携契約を締結したと正式に発表した日本フォーム<7869>がストップ高比例配分。協和日成<1981>には短期資金が向かったもよう。また、好業績見通しが改めて見直され平山<7781>が大幅に続伸、東日コンシス<3316>は株式分割が引き続き手掛かり材料となった。その他、イナリサーチ<2176>、歯愛メディカル<3540>、アールエスシー<4664>などが値上がり率上位となった。
一方、下落率トップは6.65%安のニューフレア<6256>。欧州系証券が目標株価を引き下げたことが嫌気された。今月に入り株価が約1.4倍増と急騰したアミタHD<2195>は利益確定売りに押され、第1四半期の連結営業損益が赤字に転落したことが嫌気された理研グリン<9992>は前日比30円(-5.91%安)の478円と大幅反落。前日に5日移動平均線を下回ったグリムス<3150>も下落した。このほか、ネットマーケ<6175>、太洋工業<6663>、高見サイ<6424>、岡藤HD<8705>などが下落率上位にランクインした。
JASDAQ-TOP20では、インフォコム<4348>やエン・ジャパン<4849>の上げが目立った。
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【5日続伸、政治リスクが重石となるも強さを見せる】14日(水)
■概況■4122.98、+14.95
14日(水)のJASDAQ市場は、JASDAQ平均が5日続伸、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexもともに続伸した。値上がり銘柄数は360(スタンダード341、グロース19)、値下がり銘柄数は252(スタンダード235、グロース17)、変わらずは77(スタンダード74、グロース3)。米株安の流れで、JASDAQ平均も売り先行で取引を開始。ただし、底堅さを見せ寄り付き後はじりじりと下げ幅を縮小、大引けにかけて小幅ながら上げ幅を拡大する展開に。ただ、ペンシルベニア州での下院補欠選挙の結果や米国金融市場の動向を見極めたいとのムードもあった他、森友問題を巡る政局の不透明感も依然払拭されておらず、日米政治状況が相場全体の上値を重くしていた。
◆注目銘柄◆
リリカラ<9827>が前日比50円(+27.47%)高の232円で上昇率トップ。内需の好業績銘柄として見直されたとの指摘も。また、セルフレジの新商品を発表したアルファクスFS<3814>は前日比400円(+23.65%)高の2091円、日本フォーム<7869>も前日比200円高(+32.78%)高の810円、協和日成<1981>も前日比150円(+15.32%)高の1129円といずれもストップ高まで買い進まれた。また、本日決算発表を控える日本テレホン<9425>は先回り買いが膨らみ、値動きの軽さからアールエスシー<4664>は前日比300円(+21.44%)高の1699円まで上昇。その他、イナリサーチ<2176>、エスプール<2471>、クレオ<9698>などが値上がり率上位となった。
一方、下落率トップは18.35.%安のクロスフォー<78106>。上期及び通期の業績予想の下方修正が嫌気された。通期の業績予想を減額修正したサンリン<7486>も6.29%安と大幅に下落。また、短期間の株価急伸による反動が継続し、アミタHD<2195>が11.07%安、伊豆シャボテンR<6819>も5.28%安と下落した。このほか、ムラキ<7477>、大本組<1793>、シーズメン<3083>などが下落率上位にランクインした。
JASDAQ-TOP20では、前日発表した月次動向が好調だった夢真HD<2362>が急反発したほか、セリア<2782>などが買われた。
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【小反落、中小型株には個人資金流入の動きも】15日(木)
■概況■4113.36、-9.62
15日(木)のJASDAQ市場は、JASDAQ平均が6日ぶりに反落、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに3日続伸した。値上がり銘柄数は295(スタンダード279、グロース16)、値下がり銘柄数は331(スタンダード308、グロース23)、変わらずは63(スタンダード63、グロース0)。14日の米国株式市場ではNYダウが3日続落していた他、JASDAQ平均は前日まで5日続伸していただけに利益確定の動きも。後場に入ると日銀によるETF買い観測が支えとなり、日経平均がプラスに転じたことも影響し、新興市場も出直りムードに。また、個人投資家の短期マネーが、好業績株やテーマ性のある銘柄などに向かう動きも散見された。
◆注目銘柄◆
無人レジ関連株に資金流入などと一部メディアが報じたことからアルファクスFS<3814>が引き続き物色人気を集め、前日比500円高(+23.91%)高の2591円と連日制限値幅いっぱいまで買い進まれた。また、好業績銘柄を再評価する流れからエージーピー<9377>が前日比262円高(+21.67%)高の1471円と急反発し、ソーバル<2186>も9.57%高と大幅に続伸した。また、PBR面での割安感や大株主を巡る思惑から引き続き短期資金が流入し、リリカラ<9827>が前日比43円(+18.53%)高の275円と続伸。優待権利取りを狙った買いに加え短期資金も流入したことでMK精工<5906>はストップ高まで買われた。この他、プラコー<6347>やビーマップ<4316>、豊商事<8747>などが値上がり率上位にランクインした。
一方、下落率トップは18.40%安の日本フォーム<7869>。短期急騰の反動から利益確定売りが増加した格好。前日に5日移動平均線を大きく下回ったシーズメン<3083>は前日比151円(-12.25%)安の1082円と続落。また、決算の先回り買いで前日に値を上げた日本テレホン<9425>は失望売りの流れに。その他、NEW ART<7638>、清和中央<7531>、協和日成<1981>などが下落率上位となった。
JASDAQ-TOP20では、ユビキタス<3858>、エンジャパン<4849>、メイコー<6787>などが値を上げた。
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【続落、米国政治の先行き懸念から様子見ムード強まる】16日(金)
■概況■4099.58、-13.78
16日(金)のJASDAQ市場は、JASDAQ平均は続落し、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに4日ぶりに反落した。値上がり銘柄数は282(スタンダード270、グロース12)、値下がり銘柄数は359(スタンダード333、グロース26)、変わらずは48(スタンダード47、グロース1)。15日の米国株式市場では、NYダウが115ドル高と反発。この流れを受けて、JASDAQ平均は買い先行で一時前日比7.88円高の4121.24円と反発した。ただ、日本時間のきょう午前、トランプ大統領が国家安全保障担当のマクマスター大統領補佐官を交代させる方針を決めたと米メディアが報じたことで、トランプ米政権への先行き懸念が再浮上し、時間外取引で米国株価指数が下落。為替も円高方向に振れたことで、買い見送りムードが優勢に。しかし、テーマ性のある銘柄や好業績株には引き続き短期資金が集まっていた。
◆注目銘柄◆
今年夏に商用ドローンが解禁されるとの一部報道を受けて、ドローン関連株の一角のドーン<2303>が前日比300円(+25.45%)高の1479円とストップ高を演じた。前日に2月高値を上回ったことから関心が強まったソレキア<9867>は前日比480円(+12.57%)高、空売り規制に伴う売り方の買い戻しが続きムラキ<7477>も前日比166円(+11.39%)高の1624円と買われた。また、RPJ<3350>、伊豆シャボテンR<6819>など低位株にも物色が見られる展開に。この他、1対2の株式分割を発表したエムケイシステム<3910>は前日比278円(+11.16%)高の2770円と急反発、ネクストウェア<4814>、クレオ<9698>なども値上がり率上位にランクイン。
一方、下落率トップは13.77%安の日本フォーム<7869>。急ピッチの上昇の対する反動安が継続。無人レジ関連として人気を集めていたアルファクスFS<3814>も利食いが広がり、業績予想の下方修正を発表した大阪油化工業<4124>は前日比355円(-9.77%)安の3305円、上値の重さが意識されたテリロジー<3356>が前日比49円(-8.48%)安の529円と続落した。また、明豊エンター<8927>は、18年7月期業績予想を上方修正したものの、市場では一段の上振れが期待されていたとみられ、本日は発表を受けて材料出尽くし感が優勢に。この他、新都HD<2776>、白鳩<3192>、リリカラ<9827>などが下落率上位となった。
JASDAQ-TOP20では、メイコー<6787>、夢真HD<2362>が揃って5%安となった他、アイサンテクノ<4667>、セリア<2782>、ユビキタス<3858>などが下落した。
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