<動意株・13日>(大引け)=東芝、ラクオリア創薬、テクノアルファなど

ラクオリア創薬<4579.T>=25日移動平均線を足場に急伸。同社は疼痛疾患に強みを持つ創薬ベンチャーで、新規開発化合物の知的財産導出により収益を獲得するビジネスモデル。12日取引終了後、選択的TRPM8遮断薬(アザスピロ誘導体)の米国における特許査定を取得したことを発表、株価の押し上げ材料となった。同化合物は疼痛領域および泌尿器疾患領域で未充足の医療ニーズに応える画期的新薬として期待されており、これを手掛かり材料に短期資金が攻勢をかけている。
テクノアルファ<3089.T>=急騰し、年初来高値を更新。同社はきょう、子会社のペリテックが設計および実装を担当した状態監視用IoTシステムが、SUBARU<7270.T>の実験施設に導入されたと発表。これが株価を刺激したようだ。SUBARUでは、安全性確保に向けた取り組みが従来から行われているが、自主保安は個別の試験室ごとに設けられ統括的でなかったため、このほど統括管理が可能な安全監視システムが導入されることになったという。その安全監視システムの構成要素として採用されたのがナショナルインスツルメンツ(NI)の製品群で、NI社のプラチナ・アライアンスパートナーであるペリテックが、その設計および実装を担当したとしている。
曙ブレーキ工業<7238.T>=ストップ高。きょう付の日本経済新聞で「40年ぶりにブレーキの新たな基本構造を開発した」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、従来よりもブレーキが安定するほか、最大3割軽量化できるとしており、世界的に進む低燃費車や電気自動車へのシフトに対応する。19年から量産して軽自動車やスポーツカー、産業機械などへの幅広い採用を見込むとしていることから、業績への貢献が期待されている。
ミサワ<3169.T>=ストップ高。同社は家具、雑貨などを販売、若い女性層などが顧客ターゲットで足もとの業績は回復色が強い。12日取引終了後に発表した19年1月期の第1四半期(2~4月)連結決算は、売上高が25億9800万円(前年同期比18.1%増)、本業のもうけを示す営業利益は9900万円(同2.2倍)と高変化を示している。
ネオジャパン<3921.T>=大幅高。同社が12日の取引終了後に発表した第1四半期(2~4月)単独決算が、売上高6億6300万円(前年同期比10.9%増)、営業利益1億8700万円(同15.4%増)、純利益1億3200万円(同12.9%増)と2ケタ営業増益となったことが好感されている。主力の「desknet’s NEO」クラウド版の利用ユーザー数が順調に推移し、クラウドサービスが売り上げを伸ばしたことに加えて、サポートサービスも堅調に推移した。また、ECサイト関連などの受託開発を行ったことや過年度に受託したシステムの保守を手掛けたことで技術開発売り上げも伸長した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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