プラント事業の売上高は前年同期比31.5%減の49.02億円、営業利益は同8.1%減の2.12億円となった。鉄鋼・非鉄分野では、市況の改善や非鉄分野における設備投資の拡大を背景に、受注は好調に推移したが、鉄鋼分野における大型投資案件の減少等の影響により、売上高は低調に推移した。石油・化学・ガス分野では、老朽設備の更新工事や設備の維持・保全案件が計画どおり進捗した事に加え、化学分野における大型の工事案件が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。
産業・設備事業の売上高は前年同期比7.4%減の127.86億円、営業利益は同64.6%減の2.50億円となった。産業機器分野では、半導体不足や原材料高騰は引き続き影響しているが、設備機械関連セットメーカーの生産量及び国内製造業の設備投資も増加しており、売上高は好調に推移した。一般産業分野では、顧客の設備投資計画が順調に進み、受注は堅調に推移したが、当第2四半期においては前年度の大口計上案件分を補えず、売上高は低調に推移した。空調設備分野では、設備工事案件は計画どおり進捗したが、情報通信分野向け特殊空調及び大口空調機納入案件の減少、理化学分野向け特殊空調工事及び製造業向け老朽化更新工事の減少や計画延伸等により、売上高は低調に推移した。
交通事業の売上高は前年同期比12.2%減の31.08億円、営業利益は0.44億円(前年同期は0.10億円の損失)となった。交通分野では、ビジネスや観光需要が回復傾向にあり、「安全」「安心」「快適」を維持拡大させるための投資も徐々に回復したが、半導体をはじめとする部材の供給遅延の影響で機器の納期遅延が発生し、売上高は低調に推移した。
2023年3月期通期の連結業績予想について、例年に比べ売上高及び利益が特に第4四半期に集中するため、売上高が前年同期比1.6%増の610.00億円、営業利益が同8.3%増の23.00億円、経常利益が同6.6%増の24.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.8%増の16.00億円とする期初計画を据え置いている。
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