会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億2100万円→6200万円(前年同期は2億5000万円)に71.9%減額し、減益率が11.6%減→75.2%減に拡大する計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(1) 全般的概況 当連結会計年度は、米中貿易摩擦の影響により中国向けの生産用機械をはじめとする産業用機器向けビジネスの縮小、前年度より継続しているメモリ価格の下落、海外子会社のボリュームビジネスの縮小等、厳しい外部環境の中でのスタートとなりました。これらの環境に対応すべく新規半導体ビジネスの獲得や、リチウムイオンバッテリビジネス拡大等、業績の確保に注力した結果、本年2月までは概ね想定どおり推移しておりました。しかし、3月に入り、世界的な新型コロナウイルス感染症の蔓延よるサプライチェーンの寸断により、一部大手顧客の生産計画の見直しによる在庫処理を実施(損失額132百万円)したことが主な要因になり、業績に影響を受ける事態となりました。(2) 売上高 年度を通して産業用機器向けビジネスの縮小、メモリ価格の下落基調、海外子会社のボリュームビジネスの減少を、新規半導体ビジネスの獲得や、リチウムイオンバッテリビジネス等の拡大でリカバリーしました。その結果、売上高は44,277百万円(前回発表予想値より2,777百万円増、6.7%増)を見込んでおります。 (3) 営業利益 比較的利益率の高い産業用機器向けが縮小したところに、(1) 全般的概況に記載の3月に発生した損失により、売上総利益を圧縮しました。 そして、新規半導体ビジネスを含め、各種ビジネスの開拓及び推進にかかる協力企業への手数料が増加したことが主な要因となり、販売費及び一般管理費が想定より増加しました。その結果、営業利益は496百万円(前回発表予想値より203百万円減、29.1%減)を見込んでおります。(4) 経常利益 営業利益の減少及び期中における外貨借入額の増加により支払利息が増加した一方で、為替差益を91百万円計上する見込みとなりました。その結果、経常利益は291百万円(前回発表予想値より158百万円減、35.2%減)を見込んでおります。(5) 親会社株主に帰属する当期純利益及び1株当たり当期純利益 特別損益の発生は見込まず、その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は185百万円(前回発表予想値より114百万円減、38.2%減)、1株当たり当期純利益は92円88銭を見込んでおります。配当予想について 2019年5月14日に公表しました1株あたり45円00銭としておりました2020年3月期の配当予想は、現段階で変更の予定はございません。 今後、確定した業績と配当方針を総合的に勘案したうえ2020年3月期定時株主総会への上程議案として、2020年5月開催の取締役会で配当金額を決議いたします。正式に決定いたしましたら別途お知らせ申し上げます。(注)上記の予想に関する記載は、本資料の作成時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績及び配当に関する事項は今後の様々な要因により、本記載数値と異なる可能性があります。
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