■ウォンテッド <3991> 1,624円 (+300円、+22.7%) ストップ高
ウォンテッドリー <3991> [東証G]がストップ高。前週末18日の取引終了後、23年8月期の連結業績予想について、最終利益を8億5000万円から8億9000万円(前期比20.1%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を無配から20円へ引き上げ配当を開始したことが好感された。売上高は49億5000万円から47億2000万円(同5.0%増)へ下方修正したが、投資対効果を見極めた広告宣伝費の投下や適切なコストコントロールに取り組んだことに加えて、法人税が減少したことが最終利益を押し上げるという。
■あいHD <3076> 2,404円 (+204円、+9.3%)
東証プライムの上昇率6位。あい ホールディングス <3076> [東証P]が4日ぶり急反発。前週末18日の取引終了後、前期決算とあわせ今24年6月期業績予想を発表。売上高を前期比14.2%増の530億円、営業利益を同13.4%増の107億円と前期から一転増収増益となる見通しを示しており、これを好感した買いが入った。新製品の開発・販売をはじめ、販路拡大や営業体制の強化などを図り業績向上を目指す。同時に発表した23年6月期決算は、売上高が前の期比1.4%減の463億9600万円、営業利益が同4.2%減の94億3400万円だった。セキュリティー機器が堅調だった一方、電子部品の調達難や欧米の景気減速の影響で情報機器が減少し、全体の足を引っ張った。海外孫会社の売却による収益減少も響いた。あわせて、今期から配当方針を変更することを明らかにした。「配当性向50%以上を基準」とする方針を新たに掲げる。今期の配当予想は前期比10円増の90円とした。
■ジーエヌアイ <2160> 1,970円 (+165円、+9.1%)
ジーエヌアイグループ <2160> [東証G]が9日続急伸。昨年高値(2015円)を上回り、2021年7月以来およそ2年1ヵ月ぶりの高値圏に浮上してきた。同社が14日に発表した1-6月期決算は、売上高が前年同期比72.9%増の140億9600万円、営業利益は同5.5倍の54億7600万円と大幅増収増益で着地。主力の特発性肺線維症治療薬「アイスーリュイ」が堅調だったほか、アステラス製薬 <4503> [東証P]との戦略的提携による契約一時金の計上が寄与した。好決算発表以降、同社株は上げ足を加速させている。
■サスメド <4263> 1,624円 (+130円、+8.7%)
サスメド <4263> [東証G]が続急伸。SBI証券が前週末18日、サスメドの目標株価を3200円から3400円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続する。2月に製造販売承認を取得した不眠障害治療アプリの保険償還が注目点と指摘。審議に若干の時間がかかったようだとしながらも、保険償還価格は1治療あたり2万円と同証券は予想し、9月以降に審議がずれ込んでもネガティブに受け止める必要はないとした。
■ヤマエGHD <7130> 4,085円 (+310円、+8.2%)
東証プライムの上昇率9位。ヤマエグループホールディングス <7130> [東証P]が急反発。同社は九州地盤の食品卸大手。宅配ピザを展開する日本ピザハット・コーポレーションを昨年買収するなど、業容を広げている。同社が10日に発表した4-6月期決算は、営業利益が前年同期比5割増の32億6800万円と好調。通期では過去最高益更新を見込んでいる。好業績を背景に、同社株は上場来高値圏を舞う展開が続いている。
■シーユーシー <9158> 3,030円 (+226円、+8.1%)
シーユーシー <9158> [東証G]が4日ぶり急反発。20日付の日本経済新聞朝刊で、「末期がんや難病の患者らに特化した介護施設『ホスピス型住宅』が急増している」と報じられており、なかで同社と日本ホスピスホールディングス <7061> [東証G]、アンビスホールディングス <7071> [東証P]の上場大手3社の23年3月期末の施設数は合計約130ヵ所となり、3年間で2.7倍になったと紹介されていることが材料視された。記事によると、国が在宅ケアを推進する一方で、高齢者が終末期を過ごす「看取り」の受け皿が不足していることが開設ペース加速の要因という。また、看取り中心ではないが、サンウェルズ <9229> [東証G]も神経難病のパーキンソン病患者を専門に受け入れていると紹介されている。
■エコシステム <9249> 1,783円 (+125円、+7.5%)
日本エコシステム <9249> [東証S]が続急伸。前週末18日の取引終了後、23年9月末時点の株主に対して、記念株主優待を実施すると発表したことが好感された。今年で創立25周年を迎えることを記念して実施する予定で、9月末で2単元(200株)以上を保有する株主に対して、一律で2500円分のクオカードを贈呈する。
■フレクト <4414> 3,710円 (+235円、+6.8%)
フレクト <4414> [東証G]が3日続急伸。同社は21日、NTTドコモ(東京都千代田区)のバックヤード共通プラットフォーム「オンラインコミュニティ」の開発を支援したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。このプラットフォームは、ドコモとドコモショップを運営している販売代理店・ドコモシップ間における業務オペレーション効率化と生産性向上を図るもの。大幅なバックヤード業務の稼働時間を削減し、ドコモの中期戦略の一つである「顧客の期待を上回る新たな価値の提供」の実現に向け、人的リソースを顧客対応や成長領域にシフトすることを可能にするという。
■アイリック <7325> 748円 (+43円、+6.1%)
アイリックコーポレーション <7325> [東証G]が急反発。前週末18日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。上限を20万株(発行済み株数の2.38%)、または1億6000万円としており、取得期間は8月21日から来年2月20日まで。資本効率の向上や株主への利益還元を目的としている。
■グロームHD <8938> 1,483円 (+84円、+6.0%)
グローム・ホールディングス <8938> [東証G]が3日ぶり急反発。前週末18日の取引終了後、中国人向け医療関連サービスを展開する新会社を設立したと発表しており、好材料視された。新会社グローム・インターナショナルは、中国圏に居住する人々に対して、オンライン診療やインバウンド向け医療ツーリズムの提供を行うことを目的に設立する。9月1日に事業を開始する予定で、グロームHDの24年3月期業績への影響は軽微としている。
■アルメディオ <7859> 451円 (+25円、+5.9%)
アルメディオ <7859> [東証S]が続急伸。前週末18日の取引終了後、新たに中国子会社を設立すると発表。これが材料視された。既存の中国子会社、阿爾賽(蘇州)無機材料で増産体制の整備が課題となるなか、太陽電池関連の受注が拡大する見通しとなったため新たに生産拠点を確保する。設立時期は今年10月、事業開始は来年1月を予定している。
■バイセル <7685> 3,905円 (+215円、+5.8%)
BuySell Technologies <7685> [東証G]が3日続急伸。前週末18日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を30万株(発行済み株数の2.06%)、または12億円としており、取得期間は8月21日から11月13日まで。資本効率の向上及び事業環境の変化に対応した柔軟な資本政策を実施するためとしている。
■ケイブ <3760> 1,696円 (+88円、+5.5%)
ケイブ <3760> [東証S]が9日ぶり急反発。21日午前11時ごろ、11月22日にリリースを予定している「東方Project」のIP許諾を受けた新規ゲームに関して、9月29日に事前登録を開始すると発表しており、好材料視された。なお、開発はリリース日に向けて順調に進んでおり、スケジュール通りの進捗になっているという。
※21日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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