当第3四半期累計期間における売上高は増収となったが、利益面については、さば、さけ、たこといった水産物を中心とする原材料価格の高騰や販管費の増加などの影響により、営業利益は減益となった。
食品製造販売事業の売上高は前年同期比2.3%増の269.48億円、セグメント利益は同1.0%増の24.03億円となった。タイムパフォーマンスを重視する消費者ニーズを捉えた、簡便に再加熱調理ができる焼き魚・煮魚や、直ぐに食べられるカップサラダ商品の販売個数が伸長したものの、同社が目標としていた数量には至らなかった。今後の更なる成長のために、基本商品の規格見直し及び開発体制の強化に取り組んでいる。
リテール事業の売上高は15.28億円、セグメント利益は0.11億円となった。百貨店、エキナカ店舗などでの店頭販売商品に加え、お中元や父の日など、季節性ギフト商品の販売が堅調に推移した。また、食品製造販売事業とのシナジー効果の発揮を目指して、原材料の共同購買、販路の拡大等に取り組んでいる。
2025年12月期通期については、売上高が前期比12.4%増の400.00億円、営業利益が同3.4%増の30.00億円、経常利益が同2.8%増の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.4%増の24.00億円とする8月7日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
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