会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.6億円→9.2億円(前年同期は6.8億円)に38.1%増額し、一転して34.9%増益計算になる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の32円→35円(前期は28円)に増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
養鶏業界では、飼料価格の高騰等に伴う生産コスト増による生産意欲の低下に加え、過去最大規模の鳥インフルエンザの発生により採卵鶏の殺処分数はこれまでに1,400万羽(国内の採卵鶏総数の約1割)を超え、鶏卵の極度の供給不足に伴う鶏卵相場の高騰が続いております。 このような状況の中、当社グループの液卵関連事業において、光熱費の値上がりを始めとする様々な製造コストの増加に対応するため販売価格の改定を進めてまいりました。また、現在までのところ販売数量は順調に推移しており、鶏卵の供給不足による原料仕入価格の高騰に対応し安定供給責任を果たすため販売価格の改定を進めております。 調味料関連事業におきましても、原料仕入価格の値上がりに伴う価格改定を進めております。これらにより、通期の売上高につきましては、連結・個別とも前回予想数値を上回る見込みとなりました。 損益につきましては、上述のとおり製造コストの増加や原料仕入価格の高騰に対応するため販売価格の改定を行っていることや販売数量が増加していること、また製造コストの増加に対応するため工場の生産効率の向上や歩留まりの向上に努めるなど、様々な施策を講じた結果、前回予想数値を上回る見込みとなりました。 なお、今シーズンの鳥インフルエンザの発生及び鶏卵の供給不足については収束がいまだ見通せず、厳しい経営環境が続いており、今後については不透明な状況となっておりますが、液卵の安定供給に努めるとともに、今後も業績を向上させるべく注力してまいります。
上記のとおり通期業績予想が前回予想を上回る見込みとなったことから、期末配当金の予想金額を当初の18円00銭から21円00銭(3円増配)に修正させていただく予定であります。(注)上記の予想は、本資料の公表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
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