農業関連が8位、国策の追い風を背に物色意欲は引き続き活発<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「農業関連」が8位にランクインしている。
東京市場では農業総合研究所<3541.T>が大相場に発展しており、きょうは全般相場が軟化するなかでもマドを開けて買われる人気となっている。一時ストップ高まであと8円に迫る92円高の763円まで値を飛ばす場面があった。同銘柄は7月初旬を境に急速人気化したが、動意直前の株価は300円台前半に位置していた。1カ月半で株価は2倍以上に大きく化けた格好だ。その背景には石破政権が国策として農業支援を推進する構えにあることが挙げられる。
石破首相はちょうど1カ月前の参院選の大敗を受けて退陣するとの見方が広がっていたが、それを覆して続投を表明した。党内でも退陣を求める声が相次いだ。それに従わなかったのは、米関税問題への対応が必要というのが最大の理由だが、このほか農業政策を推進するためという理由を挙げていた。既に石破氏は食料の安定的確保に向け農業分野に2兆5000億円規模の予算を検討する考えを表明している。また、コメ政策について抜本的な転換を図り、増産に舵を切ってその受け皿として輸出拡大を掲げている。このほか、農地の集約や大区画化、更にコメなどを中心とした流通改革、ドローンなどを活用したスマート農業への取り組みなどを全面的に後押しする構えだ。
東京市場でも国策の流れを意識して農業関連株への物色意欲がかつてなく強まっている。直近では農業総研の急騰劇が目を引くが、これに先駆けて井関農機<6310.T>は5月から株価を大きく動意させ、テーマ物色の中心軸を担った。このほか、木徳神糧<2700.T>や日本農薬<4997.T>、北興化学工業<4992.T>、ウェーブロックホールディングス<7940.T>なども人気化の経緯をたどっている。
出所:MINKABU PRESS
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