CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」が飲食企業DXでより豊かな食体験を届けるtacoms社に出資を決定
キリンホールディングス株式会社(社長 COO 南方健志)は、独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレイン株式会社(社長 百合本安彦)と共同で設立したコーポレートベンチャーキャピタル(以下、CVC)ファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND(キリン ヘルス イノベーション ファンド)」を通じて、株式会社tacoms(CEO 宮本晴太、以下、tacoms社)に2024年8月に出資しました。
tacoms社は、デリバリーやテイクアウトなどの中食サービスを提供する飲食企業の煩雑なオペレーションをIT技術で効率化し、販売チャネル拡大や売上拡大を支援するスタートアップ企業です。近年、中食は生活環境の変化や食の多様化によりニーズが高まっており、人々の日常の食卓を支える重要な役割を果たしています。当社はtacoms社とともに、中食を通じた健やかで豊かな食生活の推進に向けた取り組みを探索していきます。
キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」を策定し、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV※1先進企業となる」ことを目指しています。その実現に向けて、既存事業の「食領域」(酒類・飲料事業)と「医領域」(医薬事業)に加え、キリングループが長年培ってきた高度な「発酵・バイオ」の技術をベースにして、人々の健康に貢献していく「ヘルスサイエンス領域」(ヘルスサイエンス事業)の立ち上げ・育成を進めています。
※1 Creating Shared Valueの略。お客様や社会と共有できる価値の創造
■tacoms社について
tacoms社が提供するデリバリー注文一元管理サービス「Camel(キャメル)」は、連携する全てのデリバリー・テイクアウトサービスからの注文を1枚のタブレットで一括受注することを可能にするため、デリバリー業務に必要な店舗側の一連のオペレーションを簡潔化します。また、店舗のPOS・基幹システムとも連携し、2021年5月の正式版リリース以降、累計導入店舗は全国 9,000店舗※2を突破し、多くの飲食企業のデリバリー事業参入・店舗オペレーション改善をサポートしています。
今後、飲食企業独自のテイクアウト・デリバリーWeb注文サイト(モバイルオーダー)をノーコードで立ち上げ可能な「Camel Order(キャメルオーダー)」のリリースを含め、飲食企業のオンライン注文オペレーション・CRMをトータルで支援するマルチプロダクト戦略の推進を目指します。
「Camel(キャメル)」について
※2 2024年11月時点
■CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」について
当社は本CVCファンドを通じて、ヘルスサイエンス関連の先端技術や顧客体験の向上を実現するソリューションなどを対象とした、革新的な技術やビジネスモデルを有する国内外のスタートアップ企業へ投資を行っています。短期的なシナジー創出にこだわらず、中長期的な視点で価値創出が見込めるスタートアップを対象に、スタートアップ企業が持つ新たな発想や技術とキリングループのヘルスサイエンス領域の強みや資源を掛け合わせることで、お客様の生活を豊かにする魅力的な価値を創出していきます。
キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。
■企業概要
(1)CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」概要
(2)グローバル・ブレイン株式会社の概要
(3)株式会社tacomsの概要
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