エスプールはもみ合い、第２回新株予約権の行使完了で一時買われる場面も

　エスプール<2471.T>は前日終値を挟んでもみ合う展開。同社は１日取引終了後、発行した第２回新株予約権の一部が１日に行使され、すべての権利行使が完了したと発表した。第２回新株予約権は昨年１２月１６日に行使価格９５０円で４２０個（新株予約権１個当たり１０００株）発行、１４年１月７日から１０月１日までの期間で行使が完遂された。これが需給面での好材料とみなされ、一時３９円高の１１２４円まで買われる場面があった。同社は物流のアウトソーシングと人材派遣、雇用支援などを手掛ける。１４年１１月期は求人需要の高まりを背景に人材派遣業が好調、営業利益段階で前期比２．３倍の１億５０００万円を見込む。今回の新株予約権の行使に伴い約４億円の資金を調達したが、同社の連結子会社が展開する障害者雇用支援サービスのための農園の用地取得や建設、人材派遣事業などの事業取得に充当する予定。

エスプールの株価は１１時４分現在１０６８円（▼１７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）