アルテＨＤ、非開示だった今期最終は赤字転落、未定だった配当は5.5円減配

　アルテ　サロン　ホールディングス <2406> [ＪＱ] が10月28日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった20年12月期の業績予想は連結最終損益が2.1億円の赤字(前期は2.6億円の黒字)に転落する見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は2円(前期は7.5円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年12月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による影響を合理的に算定することが困難であった事から未定としておりました。　当社グループ店舗におきましては、新型コロナウイルス感染症により4月7日の緊急事態宣言の発令に合わせ、自主的に休業や営業時間の短縮等の対応を行ってまいりました。営業再開後も引き続き、感染拡大防止策としてアルテグループ「３Ｓオペレーション」の徹底を図っております。　依然として新型コロナウイルス感染症の収束時期は見通せず、当社グループを取り巻く経営環境は引き続き不透明な状況ではありますが、今後緩やかに経済活動が回復することを前提に、現段階において入手可能な情報に基づき業績予想を算定いたしましたので公表いたします。

　当社は、経営体質の強化および将来の事業展開のために必要となる内部留保を確保しつつも、配当性向25%を基準に安定的かつ業績向上に見合った配当を継続していくことを基本方針としております。2020年12月期配当につきましては、同基本方針に基づき、1株当たり7円50銭（配当性向27.5％）を実施する計画としておりました。しかしながら、2020年12月期の通期業績予想は大変厳しい見通しを想定しております。現段階の業績見通し、財務の安定性、株主の皆さまへの安定配当等を勘案し、期末配当予想は前期実績から５円50銭減配の1株当たり２円とさせていただきます。