セグメントの業績では、建設系リサイクル事業は、受入数量と外注委託数量のバランスを考慮しつつ、受入時のスムーズな荷下ろし等のサービス向上と受入後は効率的な処分による稼働率の向上に注力する事により、外注委託数量の削減に努めた。第2四半期末から第3四半期にかけて施設の改修工事を行ったため、大幅な受入制限を実施せざるを得ない厳しい状況となった。全般的な受入数量は、発電施設の法定点検及び焼却施設の補修工事等があったが、非建設系廃棄物の受入拡大を含め、前年並みとなった。発電施設は法定点検があったが、受入数量及び売電数量ともに前期を上回っている。
食品系リサイクル事業は、液状化飼料の販売拡大に向け、新規契約先の開拓に注力した。再資源化センターでの合計受入数量は前期比で8.7%減少しているが、堆肥化へのリサイクル数量を削減した結果、液状化飼料の販売数量は10.6%増加した。前期に養豚事業を売却したため、売上高は前期比で減少している。
白蟻解体工事は、解体工事は安定受注に努めた結果、工事件数が増加しており、売上高が前期比で20.7%増加した。また、白蟻工事は既存工事件数が減少している。
森林発電事業は、発電燃料となる木材購入が当初から計画していた原木に加え、発電施設近隣の製材工場から発生する背板、端材並びにチップの受入数量が増加しているため、多様な材料に対応した燃料供給工程の効率化に注力した。木材の含水率低減と安定稼働を目的として、発電施設敷地内を含め6ヶ所の貯木場を設けている。電力小売りは、営業体制の強化により電力供給契約の受注拡大に努めた。家庭向けの低圧電力は契約が想定通り進んでいないが、工場向け等の高圧電力は新規契約が計画を上回っている。
2019年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.9%増の36.30億円、営業利益が同4.4%増の2.00億円、経常利益が同6.4%増の1.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が57.7%増の0.90億円を見込んでいる。
<SF>
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