メディシスが綜合臨床ＨＤと資本提携、公募増資で約２９億円を調達

　メディカルシステムネットワーク<4350.T>は２１日の取引終了後、綜合臨床ホールディングス<2399.T>と資本提携することを発表した。両社は今年３月に業務提携しており、今回資本提携を実施し、長期的な協力関係の構築と維持を図ることとした。
　具体的には、メディシスは綜合臨床ＨＤが実施する自己株処分による普通株式５４万株（発行済み株式数の２．５％）を取得する。また、綜合臨床ＨＤはメディシスが実施する公募増資の第三者割当による自己株処分のうち普通株式８万株（同３．０８％）を取得する。
　メディシスは、公募増資３３６万株と公募による自己株処分３８万株、上限５６万株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。同時に、綜合臨床ＨＤや芙蓉総合リース<8424.T>、りそな銀行などを対象とする１７０万株の第三者割当による自己株処分も行う。
　公募増資と第三者割当自己株処分などに伴う調達金額は、約２９億６５００万円。医薬品などネットワーク事業への設備資金や連結子会社への投融資資金、それに運転資金、短期借入金の返済資金などに充てる。発行価格は６月１日から４日までのいずれかの日に決定する。




出所：株経通信（株式会社みんかぶ）