トランスＧが大幅反発、新規肺がんマーカーに対する抗体及び診断応用に関し欧州で特許査定を受領

　トランスジェニック<2342.T>が大幅反発している。２５日の取引終了後、国立がん研究センター（東京都中央区）と国際特許出願していた新規肺がんマーカースプライスバリアント型α－アクチニン－４に対する抗体ならびにその診断応用に関して、欧州特許庁から特許査定を受けたと発表しており、これが好感されている。

　今回受領した本新規肺がんマーカーに関する特許は、既に米国及び日本で特許査定を受けている。今後は、同社の知的財産権の収益化の一環として、小細胞性肺がんなどの診断に有用な簡易検出システムの診断薬メーカーへのライセンスなど実用化に向けた取り組みを進めるとしている。なお、同件による１９年３月期業績への影響はないとしている。

出所：minkabuPRESS