2. メールセキュリティ製品(メールセキュリティソフト)
利用者の設定によって電子メールの送受信を制御する機能を有するソフトウェア。主要製品は、「m-FILTER」、「m-FILTER MailAdviser」。ソフトウェアの導入数は、企業と官公庁を合わせて3,000団体以上(2016年9月時点)となっている。「i-FILTER」と同様に、主力のライセンス販売製品(オンプレミス版)において、「m-FILTER」のユーザーは初年度にソフトウェアライセンス料と保守料、2年目以降は保守料を支払う仕組み。
(1) 「m-FILTER」(Ver.5)
社外送信のみ一定時間保留したり、添付ファイルの自動暗号化を行ったり、上長の承認がなければ送信できないルールを作成するなど、多彩で確実なメール誤送信対策を実現する。最新版のVer.5は「i-FILTER」Ver.10と連携して、メールによる外部からの攻撃対策と内部からの漏洩対策を実現する。
(2) 「m-FILTER MailAdviser」
メール送信者にその場で“気付き”を与え、誤送信を防止するクライアント型ソフトウェア。
3. ファイルセキュリティ製品(ファイル暗号化・追跡ソリューション)
電子ファイルを追跡・リモート制御することができる、パスワードレスの暗号化サービス。主要製品は 「FinalCode」であり、最新版の「Ver.6」が2019年6月にリリースされた。バージョンアップを契機に価格・ライセンス体系を大幅に刷新。購入ライセンス数に応じた価格体系を新たに設け、大型契約の顧客に対してボリュームディスカウントを提供する内容となっている。年間ライセンス料の一例を挙げると、1社で10ライセンスを購入した場合、標準価格は12万円(10ユーザー×1万2,000円)となる。この価格内では、ユーザー登録された10人の社員がファイルの暗号化と編集を実行でき、閲覧のみであればユーザー以外の90人と合わせて、計100人までが無償で可能となる。
その特徴として、1)重要ファイルを暗号化して、利用状況を追跡、遠隔で削除もできるファイル暗号化・追跡ソリューション(ファイル暗号化ソフト)、2)開封ユーザー・グループを限定してファイルを暗号化するため、転送による第三者への間接情報漏洩(2次漏えい)のリスクがない、3)暗号化ファイルは、配布後も動的に権限を変更できるため、従来では不可能だった重要ファイルの回収(削除)も簡単に実現する、などが挙げられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)
<ST>
この銘柄の最新ニュース
デジアーツのニュース一覧- 【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、米株下落で利益確定売りが優勢 (5月17日) 2024/05/17
- <05月15日の陽線包み足達成銘柄(買いシグナル)> 2024/05/16
- <05月14日の5日・25日移動平均線デッドクロス銘柄> 2024/05/15
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】 … トヨタ、三菱商、三菱重 (5月2日~9日発表分) 2024/05/11
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … トヨタ、三菱重、伊藤忠 (5月8日発表分) 2024/05/09
マーケットニュース
- 日経平均20日大引け=反発、282円高の3万9069円 (05/20)
- <動意株・20日>(大引け)=日東富士、アイズ、JMSなど (05/20)
- 20日中国・上海総合指数=終値3171.1451(+17.1188) (05/20)
- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は反発、信越化とファーストリテの2銘柄で約74円押し上げ (05/20)
デジタルアーツの取引履歴を振り返りませんか?
デジタルアーツの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。