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2024/03/06 - 学情(2301) の関連ニュース。*15:45JST 学情 Research Memo(5):全主要商品の好調により、過去最高業績を更新■業績動向1. 2023年10月期の業績概要2023年10月期の業績は、売上高8,784百万円(前期比29.7%増)、営業利益2,310百万円(同42.5%増)、経常利益2,563百万円(同25.7%増)、当期純利益1,753百万円(同25.5%増)と、過去最高業績を更新した。新卒採用の早期化・難化や、求職者のセカンドキャリア形成への意識の高まりといった外部環境の追い風が吹くなか、組織体制強化、マーケティング強化、DX推進、継続的な新サービス投入などを始めとする各種先行投資を遂行してきたことにより、市場

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学情 Research Memo(5):全主要商品の好調により、過去最高業績を更新

配信元:フィスコ
投稿:2024/03/06 15:45
*15:45JST 学情 Research Memo(5):全主要商品の好調により、過去最高業績を更新 ■業績動向

1. 2023年10月期の業績概要
2023年10月期の業績は、売上高8,784百万円(前期比29.7%増)、営業利益2,310百万円(同42.5%増)、経常利益2,563百万円(同25.7%増)、当期純利益1,753百万円(同25.5%増)と、過去最高業績を更新した。新卒採用の早期化・難化や、求職者のセカンドキャリア形成への意識の高まりといった外部環境の追い風が吹くなか、組織体制強化、マーケティング強化、DX推進、継続的な新サービス投入などを始めとする各種先行投資を遂行してきたことにより、市場の旺盛なニーズを取り込み業績拡大に結実させた。商品別では、経験者採用市場の存在感が高まるなかで、基幹Webメディアの1つである「Re就活」の売上高が前期比43.9%と急伸した。「Re就活」の好調な業績が他のキャリア採用(経験者採用)関連事業にもプラスに寄与するという好循環も生まれ、転職博、エージェント事業も好調だった。また、その他の主要商品に関しても、全てが前期実績を上回って着地した。利益面に関しては、営業利益の増加率が前期比42.5%となり、売上高の伸びを上回るペースで伸長した。収益性の高い基幹Webメディアの売上構成比が前期比1.7ポイント増の41.6%に高まったことに加えて、高収益であるエージェント事業の急伸やイベントのニーズ拡大などにより収益性が高まった。こうしたなか営業利益率は、前期比2.4ポイント増の26.3%まで上昇している。基幹Webメディアである「Re就活」「あさがくナビ」の情報メディアとしての立ち位置はさらに強化されてきており、2023年10月期における「Re就活」の月間新規会員登録者数は毎月、前年の実績を超える好調ぶりだった。これにより、「Re就活」は(株)東京商工リサーチが調査する「20代が選ぶ、20代向け転職サイト」において5年連続(2019年~2023年調査)第1位を獲得している。また、「あさがくナビ」も「2022年~2023年 オリコン顧客満足度(R)調査 逆求人型就活サービス」の評価項目別『就活支援コンテンツ』ランキングにおいて第1位を獲得し、2年連続の第1位獲得となった。

学情<2301>は2023年10月期第2四半期終了時点において業績予想を上方修正していたが、好調な外部環境や各種先行投資を実行するなかで、上方修正した業績予想も上回って着地する好調ぶりだった。

また、トピックスとしては「インキュベーション室」の新設が挙げられる。これまでも3年間で約20の新サービスを生み出すなど、新規事業開発能力の高さは同社の強みの一つであった。これまでの新規事業開発に関するノウハウを体系的に整理し、より組織だって活用するために新設されたのがインキュベーション室であり、今後は、ビジネス環境やトレンドの変化を上回る速さで新規事業を創出する力にさらに磨きをかけていく。

2. 商品別業績
2023年10月期の「Re就活」の売上高は、1,883百万円(前期比43.9%増)となった。2023年10月期における経験者採用市場は、生産年齢人口の減少による人材需要の拡大に加え、旅行・観光業や飲食サービス業などを中心としたインバウンド需要の急回復、DXのさらなる加速によるIT人材の需要拡大など、幅広い業界で若手人材採用ニーズが高止まって推移した。一方で、若い世代を中心に、「転職を通じてキャリアを形成すること」「20代で転職に挑戦すること」への関心が高まり、雇用の流動化が進んでいる。採用マーケットにおけるキャリア採用(経験者採用)領域の存在感が高まりを見せるなか、機動的に広告宣伝投資を実施してきたことや、企業のリアル(雰囲気や社員の声)を伝える動画、選考前に相互理解を深める「カジュアル面談」機能など、求職者に支持される新サービスを継続的に投入した結果、「Re就活」の新規会員登録者数は毎月前年同月を上回るペースで拡大した。会員登録者数が順調に増加するなかで、顧客企業からの受注も好調に推移した。加えて、会員数の増大により顧客企業のマッチング確率や採用成功率なども上昇し、既存顧客からのリピート発注の増加も業績の拡大に寄与した。

「あさがくナビ」の売上高は、1,748百万円(同25.2%増)となった。2023年10月期における新卒採用市場では、2024年3月卒業予定学生の採用ニーズは依然として高く、学生が優位な売り手市場が続くなか、2025年3月卒業予定者から、インターンシップと採用の連携が可能になるなど、学生、企業ともに早期化の動きが加速している。そのようななかで同社は採用選考の早期化と長期化をビジネスチャンスと捉え、営業方法や提案内容を刷新し、顧客企業の変化するニーズを確実に業績に取り込んだ。また、「JobTubeシリーズ」、ChatGPTを活用したES(エントリーシート)や自己PR作成を支援する新サービスなど、学生の情報収集スタイルに合わせる形でサービス内容を継続的に拡充し、学生から支持される情報媒体としての立ち位置をより強固にしたことも業績の拡大に寄与した。学生から支持され続けていることで、採用企業からの引き合いも好調に推移した。なお、2020年9月にサービスを開始した「JobTube」の導入企業数は急伸しており、2023年10月には導入件数が1,500件を突破している。

「イベント(転職博・就職博など)」の売上高は、2,610百万円(同35.0%増)となった。学生の売り手市場が継続し、新卒市場での採用難易度が上昇していることや、コロナ禍を経験した求職者が自分とマッチする社風の会社に就職したい意向が強いことなどを受け、求職者・採用企業双方においてリアルのイベントで直接面談したいというニーズが拡大した。リアルイベントに対するニーズが好調に推移するなか、基幹Webメディアである「Re就活」と「あさがくナビ」が求職者から支持され、順調に会員数を拡大させたことも業績の拡大に寄与した。イベントの告知・集客はこれらのWebメディアを通じて行っており、Webメディアの会員数が増えることにより、イベント来場者数も増加した。実際、2023年6月開催の「あさがくナビ」の「Super Business Forum」の来場者数は前回比32.5%増の2,119人、2023年9月開催の「Re就活 大転職博」の来場者数は同180.8%増の3,106人と前年の実績を大きく上回った。より多くの母集団を形成したことにより、顧客企業の面談・採用成功確率も上昇し、顧客企業からの受注も好調に推移した。

「エージェント事業(人材紹介)」の売上高は、639百万円(前期比60.7%増)に急伸した。キャリア採用(経験者採用)市場に対するニーズが好調に推移するなか、キャリアアドバイザーを前期比88.0%増と大幅に増員し、旺盛な需要を取り込むための体制を構築した。加えて、「Re就活」のテレビCMを流すなかで、アクティブユーザーが増加し、求職者と採用企業のマッチング数が前期比41.7%増の1,063人に増加したことも業績の拡大に寄与した。

「ソーシャルソリューション事業」の売上高は、1,003百万円(前期比23.4%増)となった。転職・就職情報の提供、採用支援を通じて蓄積したノウハウを活用し、インターンシップ支援関連事業やデジタル人材育成など、国が重点課題として位置付けている領域で多くの案件を受託した。インターンシップ支援やデジタル人材育成などのテーマは一過性のものでなく、長期的に国が取り組むテーマであることから、これらの案件を受託することにより、同事業の安定性が高まっていると言えるだろう。

また、2023年10月期から新たに開始した「Re就活テック」に関しては、IT人材に対するニーズの高まりを背景に50百万円の売上をあげ、初年度の売上計画を達成した。IT関連の業界においては、旺盛なニーズに対応できる人材が不足している状況が続いているため、同サービスに対する需要は好調に推移することが予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

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配信元: フィスコ

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